見事4連覇を達成しました。11日から指宿市で行われていた将棋の竜王戦第6局で藤井聡太竜王は、挑戦者の佐々木勇気八段に勝利し防衛を果たしました。
11日、指宿市の指宿白水館で始まった竜王戦七番勝負の第6局。11日の午後6時過ぎ、佐々木八段が73手目を封じ、初日を終えました。一夜明けた12日、午前9時。封じ手が開封され、対局が再開されました。これに対し、藤井 竜王がどんな攻めを仕掛けてくるのか注目が集まります。
(記者)
「こちらではプロ棋士による解説会が行われている」
会場では横山泰明七段による大盤解説も行われ、多くの将棋ファンが真剣な表情で対局を見守っていました。
(ファン)
「藤井聡太が有利になってきているのでこのまま勝ち切ってほしいです」
(ファン)
「たくさん対局を見たいので勇気さん頑張ってください。ちょっとよくわからないですね、きょうは」
そして午後3時過ぎ。佐々木八段が投了を告げました。竜王戦7番勝負は、第6局までもつれ込みましたが藤井竜王が4勝2敗で勝ち、4連覇を果たしました。
対局後、2人はファンの前に姿を現し、竜王戦第6局を振り返りました。
(藤井聡太竜王)
「早いペースで終盤戦のような局面になったがそこからが一手一手が難しい勝利だった。課題が残る部分もあったがいろんな局面に対して時間を使って考えることができ非常に勉強になったシリーズだった」
(佐々木勇気八段)
「局目をさせないことは残念だが私の中ではやりきったのでそんなに悔いはない」
竜王戦4連覇を果たした藤井竜王は、2025年、5連覇すると羽生善治九段が持つ「永世竜王」の資格を獲得します。
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