まだ日が昇らない暗い空に、光を放ちながら流れていく物体。19日朝、鹿児島市で撮影されSNSに投稿された映像です。その光の正体を探りました。
こちらは、19日午前4時ごろ、鹿児島市城南町で撮影された映像です。画面右から左へと、炎のような光を放ちながら流れていく物体。
(撮影者)
「目の前をフワッと何かが飛んでいたので慌てて撮影した。燃え尽きた感じがしたので何が燃え尽きちゃったんだろうというのは気になる」
KYTの情報カメラでも捉えられていました。天文学に詳しい鹿児島市立科学館の職員にその正体を聞いてみました。
(鹿児島市立科学館天文指導員・清水優奈さん)
「結構長いですね。見た感じだと火球とかいん石ではなさそう」
清水さんによると、流れ星やいん石とは光り方が異なると言います。
2024年8月に県内各地で確認された、流れ星でも特に明るい「火球」と呼ばれるものの映像と比較してみると。
火球の光が真っすぐと尾を引く形で光っているのに対し、19日朝の映像は光の筋が分かれ、途切れ途切れになっています。
(鹿児島市立科学館天文指導員・清水優奈さん)
「おそらく人工衛星などの人工物なのかなと思う」
清水さんによると役目を終えた人工衛星などの人工物が落ち、大気圏に入ったところで燃えたのではないかということです。
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