大量の土砂が流れ込み、通行止めとなっている北薩トンネルで、23日から復旧に向けた工事が始まりました。
出水市とさつま町にまたがる北薩トンネルでは、今年7月、大規模な土砂の流れ込みが確認され、さつま泊野インターと高尾野インターの間、約14.5キロが全面通行止めとなっています。
土砂が流れ込んだ主な原因としては、今年7月、さつま町紫尾山で降り続いた雨で湧き水が増加し、トンネルにかかる水圧が高くなったことが挙げられています。
23日から、トンネル内の水を抜くための作業用トンネルを、新たに掘削する工事が始まりました。水を抜くことでトンネル内の安全を確保し、復旧に向けた調査をしやすくする狙いがあります。
この工事は2025年3月まで行われる予定で、終わり次第、今後の調査の方針を検討していくとしています。
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