鹿児島市は16日江戸幕府の大老、井伊直弼が暗殺された「桜田門外の変」で関わりのある滋賀県の彦根市と交流連携協定を結びました。
彦根市で行われた協定の締結式には鹿児島市の下鶴市長と彦根市の和田市長のほか薩摩藩主・島津家や彦根藩主・井伊家の子孫らが出席しました。桜田門外の変は1860年、江戸城の桜田門外で井伊直弼が水戸藩と薩摩藩を脱藩した武士らに襲撃された事件です。
井伊直弼の首を持ち去ったとされるのが薩摩藩の有村次左衛門。その弟の子孫にあたる滋賀県議会議長の提案で、協定の締結が実現しました。
(鹿児島市下鶴市長)
「この協定をご縁に鹿児島市と彦根市が手を携え様々な課題に互いに協力し取り組んでいく。様々な文化や観光、物産、食を含め様々な分野での交流を期待している」
桜田門外の変の“遺恨”を乗り越え新たに紡がれる両市の歴史。具体的な取り組みは今後検討していくということです。
この記事の動画はこちらから再生できます