19日昼前、三島村の硫黄島で竹林などが燃える火事があり30時間以上が経った現在も延焼中です。島には消防局がなく、20日午後、鹿児島市などの消防隊がフェリーで島に入り消火活動を行っています。
三島村の硫黄島で発生した広範囲にわたる山火事。発生から30時間以上が経った現在も燃え続けています。
19日午前11時50分ごろ、三島村の硫黄島で岬橋の方向から煙が上がっているのを警察官が発見しました。消防団が駆けつけたところ、補修工事が行われている岬橋近くの竹林が燃えているのが確認されました。
消防団がポンプ車1台と農業用の噴霧器2、3台を使い夜通し消火活動したといいます。
(消防団大岩根尚さん)
「電波塔とかその周りで燃えたものが崖下に落ちてきて、崖にある竹などに着火して、火柱があがることが何回も起こっていた。集落に方に向かうので、向かわないように夜通し崖を折りながら火を消そうと頑張った」
三島村は県に防災ヘリの出動を要請しましたが、定期点検中だったため、19日は宮崎県の防災ヘリが海水を撒く消火活動を行いました。
20日朝からは、自衛隊のヘリ3機が消火活動にあたっています。硫黄島には消防局がなく消防団が消火活動を行っていますが、延焼を抑えることは難しく、鹿児島市消防局に応援を要請。鹿児島市や南薩地区などの8隊27人の消防隊員と消防車8台が20日午後、フェリーで硫黄島に入り消火活動を行っています。
三島村役場によりますと島には125人が住んでいて、避難指示は出していませんが、自主避難できるように避難所を開設しているということです。ケガ人や建物などの被害などは入っていないということです。
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