鹿児島市で公演中の木下大サーカスに出演している空中ブランコアーティストが中学校で講演しました。「空中ブランコの練習量はどのくらい?」生徒からの質問に意外な答えが。
鹿児島市の伊敷中学校を訪れたのは、木下大サーカスの空中ブランコアーティスト、清水海斗さんです。「社会人から学ぶ」という総合学習の一環で招かれました。清水さんは育児放棄により児童養護施設で暮らしていた高校生のころ、木下大サーカスの公演に招待されたことが転機になったと語りました。
(清水海斗さん)
「普段笑わない小さい子たち、親と色々あって施設に入った子どもたちがすごく笑った。感動を与えてくれた木下大サーカスに入りたいと思ってそのまま事務所に行って「サーカス団員になりたいんですけどどうやったらなれますか?」って」
入団後、協力し合うことや周りに感謝することの大切さに気づきケガや挫折を乗り越えた経験を伝えました。生徒から普段の練習量を聞かれると意外な答えが。
(清水海斗さん)
「練習はありません。面白いことにサーカスって舞台デビューしたら練習なくなる。売店で接客もしてるんだけど(開演)5分前になったら急いで楽屋で着替えて舞台に出て終わったらそのまま売店に戻る」
(清水海斗さん
「困難や壁はあると思うが少しでも負けないようにという気持ちを伝えた」
(生徒)
「つらいことがあったのに今サーカス団で乗り越えているのはすごいと思った」
「どれだけつらくても頑張れば夢は叶えられると思った」
努力し夢を掴んだ清水さんの話に生徒たちは大きな刺激を受けたようです。
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