去年11月、徳之島の伊仙町で保育士の菊池房子さん(当時55)が死亡しているのが見つかった事件で、警察は1日、18歳の男子高校生を殺人の疑いで逮捕しました。
警察の調べによると、男子高校生は去年11月20日の夕方、菊池さん宅に侵入し、刃物のようなもので菊池さんを刺すなどして殺害した疑いが持たれています。菊池さんには鋭利なものによる複数の傷があり、死因は出血性ショックでした。
警察は延べ約2500人の捜査員を動員し捜査を進めていましたが、1日午後9時ごろ逮捕に至りました。
男性高校生は「包丁で刺して殺したことは間違いない」と容疑を認めていて、凶器とみられる刃物も押収されているということです。2人は面識があるということで、警察が動機などを調べています。
県警の中野刑事部長は、「県民の皆様のご協力により本日被疑者を逮捕しました。改めて亡くなられた被害者のご冥福をお祈り申し上げます。県警としては、事件の全容解明のため引き続き所要の捜査を推進して参ります。」とコメントしています。