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ストッキングみたいな「靴下」への誤解が話題に 「ストッキングではないです」「まじで丈夫だよ」

まいどなニュース 2024年7月9日 11時40分

 見た目はまるでストッキングなのに靴下という商品が良いというSNSの投稿が話題になり、そこについたコメントの誤解を解きたいという投稿がまた注目を集めました。

 その商品は、「靴下屋」が販売する「ストッキング感覚で履ける靴下」で、カバーソックスがついた膝丈ストッキングのような見た目です。ところがこの見た目が誤解を生みました。

「これほんとにいい商品なのに『結局大半の部分がストッキングだからすぐ破れる』って誤情報が拡散されてて悲しいので使用者が援護します。透けてる部分はパールでストッキング風に見せてるだけで、シースルー靴下みたいな硬くて厚めの素材だから簡単に破けないです…!1200円払っても十分元取れます」

「これまじで丈夫だよ」
「全く破けずストッキング見せしてくれる便利アイテム!」
「え!!!うわ!!ストッキングだと思い込んでた!!」
「『こんなストッキング昔からあるやろ』と思ってました。こちらのツイートのおかげで誤解が解けた!」
「あと底が綿だから蒸れないし、パンプスの前滑りも軽減した。買う理由としては丈夫さもさることながら、こっちも大きい」

 投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。ポスト主さんは、この靴下を「仕事でパンツスタイルの時に履いています。服装自由の職場なので冬場はローファー等に靴下のことが多いのですが、春〜秋は暑いのでストッキングが良くて、そういう時このアイテムがすごく便利です。私は足の形が特殊なためか、フットカバーなどのインビジブルソックスではすぐに脱げたり靴擦れしてしまったりするのですが、この靴下だと全くそういうことがなく、しかも蒸れないのでとても助かります!もっと早く知っておけばと後悔しています」と絶賛しています。

 また強度については、「普通のシースルー靴下に近いと思います。その手のものをよく履かれる方はわかると思うのですが、数年ヘビーに使い倒したり尖ったものに強く引っ掛けない限り、破れることは少ないんじゃないでしょうか。洗濯機でガンガン回していますが、今のところヨレたり縮んだりする気配はないです。一応乾燥機にはかけず、おしゃれ着洗い設定にしています」とのこと。

 この靴下について、メーカー「Tabio(タビオ)」の担当者さんに聞きました。

──なぜストッキングに見える靴下を作られたのですか?

 2020年ごろに、絶対脱げないカバーソックスとして、「こういうタイプのものがあったら便利だよね」というお客様とスタッフの会話から商品化したのが始まりです。そのため2022年頃までは主に「カバーソックス風に見せれる靴下」として販売しておりました。そのころは丈も短いアイテムのみでした。

──丈が短いアイテムは、今も販売されているのですね。

 そのアイテムに「もっと丈が長いとストッキングみたいに履ける」というお声をいただいたことから、丈を長くし、肌色に近い色目へと改良を加えて、2022年秋冬シーズンから展開をスタートしたのが、「ストッキング感覚で履ける靴下」になります。

──もともとあった商品が長くなったということでしょうか。

 短い丈の時と同じ繊維を使ってしまうと、長く伸ばした時にズリ落ちが起こってしまうため、ストレッチ性を加えた糸に変更いたしました。このことによりストッキングのような透明感と耐久性の高さが実現しました。

 しかし、繊細な繊維を長い丈で作るため難易度は高くなりました。またこの製造方法は、品質管理のノウハウも少ないため、量産においては苦労することから、弊社以外ではチャレンジするところも少ないのではないでしょうか

──ストッキングに見えるようにうまく作られたからこそ、破れやすいのではないかと誤解も生まれました。

 「1200円もするけどすぐ破れそう」といったようなお声もお見かけいたしましたが、ストッキングに見えるというだけで、ストッキングとは別物の糸を使い編んでいるため、耐久性は全く異なります。ぜひ店頭等でお手に取っていただき、素材感などをお試しいただけましたら幸いです。

 ◇ ◇

 ポスト主さんは、もともと「こういう破れやすいストッキング靴下を履くよりも、ストッキングを強要する風潮を無くそう」というポストが流れてきたことからこの商品を取り上げようと考えたそうです。

「実際わたしも、ストッキングに対して、どうしてこんな破れやすいものが女性のビジネスマナーとして定着しているんだ…と辟易してきた身ですが、ストッキングを履きたい場面は沢山あると思います。そういう時にこの靴下はとっても便利です!誰かをマナーで締め付けるためのものではなく、着用者の選択肢を広げ、仕事やおしゃれをもっと快適にしてくれるアイテムだと思いポストしました」と話してくれました。強要されるのではなく、おしゃれを楽しむために便利で丈夫な商品を選択するのはアリですよね。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)

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