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レス夫婦の男性6割強、女性7割強が「レスについて話し合ったことはない」…話し合わない“リアルな理由”とは

まいどなニュース 2024年8月17日 20時0分

レゾンデートル株式会社(東京都新宿区)は、このほど「夫婦のセックスレス」に関する実態調査(第8報)の結果を発表しました。同調査によると、レス夫婦の男性の6割強、女性の7割強が「セックスレスについて話し合ったことはない」ことが分かりました。夫婦間でレスの問題を話し合わない理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

調査は、全国の20~59歳の夫婦間レス当事者男女623人(男性320人、女性303人)を対象として、2024年1月~2月の期間にインターネットで実施されました。なお、回答者の年代の内訳は20代(男性80人/女性63人)、30代、40代、50代(いずれも男女各80人)となっています。

その結果、男性の66.6%、女性の75.9%がこれまで「レス問題について話し合ったことがない」と回答し、レス当事者の大半が夫婦間でレスの問題に向き合えていないことが分かりました。

性・年代別に「話し合った」と答えた割合をみると、「20代男性」(55.0%)は女性より15pt高くなっているのに対して、30代では、女性のほうが38.8%と男性よりも7pt高くなっています。

このことから、20代は出産後にレスとなり、男性側がセックスを再開したいと考えているケースがうかがえた一方、30代では、女性側がセックスを再開できる態勢が整ったにもかかわらず、男性側が「妻とセックスする気が乏しくなった」「働き盛り世代で仕事に疲れ、帰宅後にセックスをする気力なくなっている」などの状況が生まれている様子がうかがえました。

また、「今後の話し合い」について、「話し合うつもりはない」と答えた割合は、男性が69.0%、女性は81.6%にも上りました。

これを性・年代別にみると、40代女性で88.8%、50代女性では98.8%が「話し合うつもりはない」と答えています。

そこで、夫婦でレスの問題を話し合ったことがない468人に「話し合わない理由」を複数回答可で聞いたところ、男女いずれも「配偶者とはもうセックスしなくてよい」(男性40.7%、女性50.6%)が最多となりました。

年代別に「話し合わない理由」をみると、20代は「話題にしにくいから」(男女いずれも36.4%)、「配偶者ともうセックスしなくてよい」(女性36.4%)が最多に。

30代では、女性が「配偶者ともうセックスしなくてよい」(52.8%)、男性では「話題にしにくいから」(46.3%)がそれぞれ最多となり、女性は30代から「性的魅力を感じなくなった」「男女ではなく家族の関係になった」「相手の自分に対する感情が変化した」などの要因により、意識が大きく変化することがうかがえました。

他方、40代になると、女性だけでなく男性も「配偶者とはもうセックスしなくてよい」(男性50.9%、女性62.0%)との回答が急増。また、50代においても「配偶者とはもうセックスしなくてよい」(男性51.4%、女性46.8%)が男女ともに最も多くなりました。

最後に、「夫婦のレスを誰かに相談したことはありますか」と聞いたところ、大半の当事者(男性74.1%、女性82.2%)が「ない」と回答しました。

性・年代別にみると、20代では「相談したことがある」(男性45.0%、女性31.8%)と答えた割合が他の世代と比較して多くなっていたそうです。

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