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高校2回中退「6畳一間のボロ家から始まった」…パチンコ通いだった青汁王子、18歳で月400万円稼ぐまで

まいどなニュース 2024年7月9日 6時50分

インフルエンサーとして活躍する「青汁王子」こと三崎優太さん(35)がインタビューに応じ、自身の人生を振り返った。北海道の高校を2回中退した後、パチンコで当たった資金を基にパソコンを購入。6畳一間からネット広告で成功し、起業した経緯がある。「よくあんなボロい家に住んでいたなって思うんですけど」。今からは想像できない少年時代に迫った。(独占インタビュー2/4回目)

パチンコで勝ったお金でパソコン購入

父が矯正歯科で、母は専業主婦。実家は父方が自営業、母方が公務員、という家庭で育った三崎さん。身近だった母方の祖母に習い、公務員になろうと思っていた。

だが、タバコやけんかが理由で、高校を2回退学になる。「大学もろくなところに行けないし、公務員の道から完全に脱線してしまっていたんです。で、自分でやっていくしかなくて、なぜかパチプロになろうと思って(笑)」

冬の北海道。雪が降る中でパチンコ店に並んでいる時、列の中に中年のおじさんがいた。自分の父親と同年代くらい。「ふと毎日毎日、同じような恰好でパチンコに並ぶ人生になるのかな…って危機感を持ったんです。行動しなきゃ、と本屋で手に取ったのがアフィリエイトの本でした」

アフィリエイトとは、成果報酬型のネット広告で、ブログやサイトに広告を掲載し、訪問者が商品やサービスを購入することで報酬を得る仕組み。三崎さんはゲームの攻略サイトを運営し、親和性の高そうなゲーム関連の広告を配置した。

当時、住んでいたのは6畳一間のボロ家。パチンコで勝ったお金でパソコンを購入。どうやったら見やすくなるか、どうやったらお客さんがクリックしてくれそうか…。難しく考えず、感覚でやり始めた。

成功の秘訣とは…

すると、最初の月に10万円が振り込まれた。「本当に振り込まれた時、びっくりしました(笑)本当にお金って稼げるんだなと思って」。そうしているうちに、次の月に30万円、次の月は100万円…と増加。最高で月400万円稼げるようになり、18歳で1000~2000万円のお金が貯まったという。

両親にも、なかなか信じてもらえなかった。「一緒にマクドナルドに行って、説明しても信じてもらえなかったんです(笑)『大丈夫か』と心配されて。本当だしって通帳を見せて、やっと信じてもらえて」と懐かしそうに話す。

ところで、初めて大金を手にした16歳の三崎さんは、どう思ったのだろうか。「当時の感想を恐れずに言うと、こんなにバンバン稼げるって当たり前なんだなって。働いたこともなくて、お金を働いて稼ぐことの大変さを知らなかったんですね。成功したのは、シンプルに若かったのが大きかったと思います。ガラケーでウェブサイトを見る大人より、情報感度が高かったんで」

三崎優太(みさき・ゆうた)1989年3月29日生まれ、北海道出身。18歳で起業し、株式会社メディアハーツを設立。17年に「すっきりフルーツ青汁」が累計1億3000万本を販売し、年商130億円を突破した。19年2月に法人税法違反などの疑いで逮捕され、懲役2年執行猶予4年の有罪判決を受けた。現在はインフルエンサーとしても活躍する。

(まいどなニュース・山脇 未菜美)

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