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祖母の遺品をピアスに!?謎の「書」の味のある筆遣いに爆笑「こんなこと、できるんだ」

まいどなニュース 2024年7月2日 7時30分

亡きお祖母さんが遺した書をそのままピアスにしたというエピソードがXで話題になっています。

K96さんのお祖母さんがリハビリで書いた「お前」という書。味のある筆遣いで、どこかシュールなフレーズ、そしてなぜかリフレイン。お孫さんのK96さんはこれを気に入り、オーダーメイドのサービスを使いピアスに仕上げました。なぜ「お前」なのか。どんなお祖母さんだったのか。話を聞きました。

――なぜ「お前」、なんでしょうか。

K96:今尚、不明です。晩年の3年ほどは週に1回、習字のレッスンを受けていたようです。普段はお手本通りに書いていたので字は上手なのですが、この「お前」という文字だけは我流で書いたのか、あまり上手くありません。ワードチョイスも本当に謎で、家族みんなで大笑いしました。あまりにも気に入ってしまい、仕事用のPCの壁紙にもしています(笑)。

――どんな方でしたか?

K96:良くも悪くもすぐに人に感情移入してしまい、過剰に親切でした。震災のニュースが流れるたびにテレビに向かって「早う逃げて!」と涙ぐんだり、家の前で車が渋滞しているとおむすびやお茶を提供しようとしたり…など。今の感覚からすると少し迷惑なくらいですね。歳を重ねても、即座にウィットに富んだ返しをしてくるお茶目な一面もあり、頭の回転が早い人でした。他人からは「お節介」と一蹴されてしまうかもしれませんが、何事にも心から心配し、尽くしてくれるので、孫から見ると本当に優しいおばあちゃんでした。

――なぜピアスに?

K96:たまたまオリジナルの絵や文字をアクセサリーにしてくれるサービスを見つけたからです。自分の絵で何か作りたいなと考えていたのですが、ふとデスクトップの壁紙にしている「お前」を見て、この謎すぎる「お前」を対で付けたいなと思いました。形見というと語弊があるかもしれませんが、そのつもりで大事にしたいと思います。

――ピアスを付けたK96さんを見たらどう思うでしょうね。

K96:もっときれいに書いたやつをピアスにしてほしかった、書き直すからちょっと待っとれ!!って張り切るでしょうね!

◇ ◇

SNSには「こんなこともできるんだ。遺品もう一度見てみよう」「文書の書き出しの練習だったのかな?」などの反響が。リハビリの書が、まさかアクセサリーになりお孫さんの耳で揺れるとは。天国のお祖母さんはびっくりしているのではないでしょうか。

(まいどなニュース特約・ゆきほ)

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