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10歳息子の言葉に、ママ「弟か妹が欲しいんかな? もうガッツないぞ」と思ったら… その真意にびっくり「そこまで考えられるのすごい」「人に寄り添える子」

まいどなニュース 2024年7月17日 7時35分

「弟か妹欲しいんかな?」と思った10歳長男の発言。そのあと続いた言葉に驚いたという、あら子@レンタルなんでも捨てる人 (@ara5c、以下あら子)さんのエピソードがX(旧Twitter)で大きな話題となっています。 

ある日の夜、特になんの前触れもなく10歳長男から「あのね、ママがまだ赤ちゃん産める年で、もしママが産みたいと思うんだったら産むのがいいと思う……」と言われたあら子さん。

「あー弟か妹欲しいんかな?でも正直もうそんなガッツはないぞ?」と思いながら、その理由を聞いたそう。

すると長男さんは「ママは僕のことを弟か妹が欲しい子だと認識してると思って、その誤解を解きたかった。産むのはママだから、ママ自身の気持ちとセンスで決めて欲しかったの。ママが産みたいなら産んでいいけど、僕とか他の理由で無理やり痛い思いしなくて良いよって言いたかったの」。

その発言を受けて、あら子さんは「なんかめっちゃ嬉しかった。私は私自身の気持ちとセンスで自分の人生を決めていいのね……。なんでしょう、すごく力強く肯定してもらった感じ」とその時の感動を明かしています。 

「凄い素敵な息子さん」
「10歳でそこまで考えてあげれるのってすごい」
「人生2周目かと思うほどしっかりしてるええ子や」
「これを言葉に出して伝えるって本当すごい」
「人に寄り添える子ですね」

このエピソードに感動する人がたくさん!5.4万のいいねがつきました。あら子さんに息子さんやこの時のエピソードについて話をお聞きしました。

弟の方は…兄弟でえらい違いです(笑)

――ご家族構成を教えてください

「夫、私、長男、次男(2学年差)です」 

――どのような場面で長男さんはこの発言を?

「 夜寝る前におしゃべりをしている時です。 ふと『そういえば言いたいことがあるんだけどさ』と切り出されたので何事かと思いました」 

――あら子さんはもともと、長男さんが3人目ほしいだろうと感じてらしたのでしょうか?

「はい、思っていました。私自身3人兄弟で育ったので、3人産むのが当たり前のような気持ちがあり、数年前までは「3人目が生まれるとしたら弟と妹どっちが欲しい?」などと聞いたりしていて…その時長男は「妹」と答えていたので、次の子が欲しいんだろうと勝手に思っていました」 

――長男さんは、特に今は弟か妹をほしいとは思っていないのでしょうか?

「そのようですね。『赤ちゃんは生まれたら生まれたで可愛いと思うけど、産むのは絶対に痛いし(帝王切開なので)ママがまたお腹を切るのはかわいそうだから無理しなくていい。もしもママが産みたいんだったら育てるのは家族みんなでしようね』と言ってくれました 」 

ーーちなみに次男さんは?

「『新しい赤ちゃんはいらない〜、次男ちゃんがいちばん小さくて可愛がられるのがいい〜』とのことでした。兄弟でえらい違いですね(笑)」

――本当ですね(笑)。長男さんの発言を受けて、あら子さんはどのように感じましたか?

「『私は私自身の気持ちとセンスで人生をどうするか決めていいんだ!?』と新鮮な驚きがありました。

自分の子供時代と同じく3人兄弟が良いのかな?という無意識のこだわり、少子化なんとかして!という国からのメッセージめいたもの、十分な教育資金がないならむしろ生まないほうがいいという最近のトレンド(?)など、自分でも意図せずに受け取ってきた産む・産まないに関するたくさんの意見があって…。それが積もり積もって結構なプレッシャーになっていたんだなと初めて感じました」 

――無意識のうちに3人目への重責を感じてらっしゃったんですね。

 「そうですね。息子は私にとっては世界で唯一「産んで」とも「産まないで」とも言える、言っても許される立場の存在なのに、自分の意見は何も言わずに私に判断させてくれる、人として尊重してくれている、それを当たり前と思っているのがとても嬉しかったです」 

――素敵ですね!長男さん、どのような性格ですか?

「恐竜とポケモンが大好きな普通の10歳の男の子、明るく優しく友達が多いタイプだと思います。(この投稿を見た方に褒めていただけたような)大人びた感じや賢さを感じさせるようなことは、普段は特にありません。2歳下の弟とは毎日普通に喧嘩しています。「このままの感じで、どんな立場の相手であっても、1人の人間として当たり前に尊重できる大人に育ってほしいです」

◇ ◇

長男さんはあら子さんの願い通り、相手の立場にたって考えられる、素敵な大人に育ってくれそうですよね。 

そんなあら子さん、整理収納アドバイザー準一級を取得していて、名前のとおり「レンタルなんでも捨てる人」として活動しています。関東近辺、女性のみで、時給4000円と交通費で不用品の捨てる作業を一緒に行ってくれます。とにかく不用品が多い方、捨てたい気持ちはあるけど1人では踏ん切りがつかない方はご検討を。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・福尾 こずえ)

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