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「子猫がいない!」あわてて探したら…玄関マットにポツン「バチクソかわいい」 保護して3日目、詳しく聞いた

まいどなニュース 2024年7月5日 16時30分

「ケージの扉を閉め忘れて子猫がいない
ってなって慌てて探したら玄関マットの上にポツンといた。
良かった、、、気をつけます。」

ケージから脱走した子猫の写真がX(旧Twitter)で話題になりました。

投稿したのは、保護主の「保護猫アメ」さん(@amechan_amenbo)。子猫を保護して3日目のこと。ケージ内の掃除を終えた後、扉を閉め忘れてしまいしばらくしてケージから子猫が脱走していたことに気付いたとか。周辺を探してもおらず、部屋から出てみると玄関マットの上に子猫の後ろ姿が…ひと安心と思いながらかわいすぎる後ろ姿を撮影したといいます。そんな子猫の写真に「バチクソかわいい」「(見つかって)あーよかった!」と、キュンキュンする人たちからたくさんのコメントが寄せられています。

多くの人たちをくぎ付けにした子猫の後ろ姿。撮影時のことや保護した時のことなどを、保護主さんに聞きました。

ケージから脱走した子猫 ボロボロの体、ノミに血を吸われ過ぎて貧血に

――ケージから脱走した子猫ちゃん。保護した経緯を教えてください。

「保護したのは6月24日の夕方です。月齢は正確には分かりませんがおそらく生後1か月ほど。近所の小学生が道路に子猫がいるのを見つけて、お母さんに相談したようで一緒に我が家に連れてきました。母猫や他の子猫は見当たらなかったようです。また鼻水と目やにがひどく、特に右目は目やにで固まって開かない状態で、このまま外では生きていけないだろうなと思い保護することにしました」

――鼻水や目やにがひどかったようですね…病院に連れて行かれて診断は?

「ノミによる貧血と猫風邪と診断されました。保護時はお腹と背中にひっつき草がたくさんくっついており、草やぶの中で生活していたのかなと。この時点ではノミの有無は分からなかったのですが…翌朝の25日、獣医さんに行く前にシャンプーをしたところ、水が血のように真っ赤っかになりけがをしているのかと焦ってすぐ病院へ。診察してもらったところ、水が赤くなったのはノミのふんが水に溶けて流れたためで、血を吸われすぎて貧血になっていることが判明。そして目やにがひどかったのは、猫風邪によるものでした。獣医さんにノミ駆虫薬の滴下と目薬を処方してもらって、帰宅後にシャンプーをしたらノミが100匹以上出てきました…」

子猫は玄関マットでしばらく座っていたが…おとなしく抱っこされてケージに戻った

――投稿した写真は、ケージから脱走して見つけた時の子猫の後ろ姿でしたが。

「26日、前日よりも元気が出てきて、またケージから出たくて動き回り水やカリカリをこぼしていたため、ケージ内を掃除しました。掃除中お皿を洗うためにケージを離れる際、扉を閉め忘れて写真の状態に。いろいろ洗ったり、ごみをまとめたりしていたので10分くらい離れていたと思います。子猫がいないことに気付いて焦り、まずケージ周辺を探して見つからず。部屋を出たところで玄関マットの上で発見しました。我が家は物が多く隙間や死角も多いので、どこかに隠れていたらもう見つけられないかもと焦りましたが。見つけた時は安心感で脱力。あまりにもかわいい後ろ姿だったので、思わず写真を撮りました(笑)」

――見つけた時の子猫の様子は?

「子猫は落ち着いて同じ体勢でじっと座っていました。撮影後、しばらく眺めてからそっと後ろから抱っこしたら全然嫌がらずそのままおとなしく抱っこさせてくれました。ケージに戻した後は、自分の寝床の段ボール箱に入ってウトウトしていましたね」

――子猫の今後は。

「子猫はこの後、里親さんを探す予定です。病気の検査などもあるので、譲渡が決まっても早くて1カ月ほど後になるかと思います」

――保護主さんのおうちにはアメちゃんという元保護猫ちゃんもいますね。

「アメちゃんは2年前の5月に、家の近くの道路脇に横たわっていたところを保護しました。抱き上げても動かなかったので具合が悪いのかと思い獣医さんに直行。調べてもらったら妊娠していました。里親さんを探しながら、出産をサポートしようと思いそのまま保護。無事8匹を出産して、子猫たちはそれぞれ里親さんに引き取られました。ちなみに我が家の他の猫グリ、ノリ、おチビもみんな野良猫出身です。もし、これから猫を飼おうと思っっている方は、ペットショップのほかにアメちゃんたちのような保護猫を迎える選択肢も持ってくれたらうれしいです。また野良猫を見かけたら、危険な場所で暮らしてないかちゃんとご飯は食べられてるか、少しでも気にかけて見てもらえたら良いなと思います」

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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