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犬猫の思わぬ行動で火災に!?…ペットが知らぬ間に電化製品のスイッチを押す「もふもふプッシュ」にご用心【警視庁が注意を呼びかけ】

まいどなニュース 2024年7月6日 18時30分

「もふもふプッシュ」をご存じですか?部屋で飼っているペットが、知らぬ間に電化製品のスイッチを押したり、電源コードをかじったりする行動などを指します。「もふもふ災害(ペットによる事故)に注意しましょう」と、警視庁警備部災害対策課の公式Xアカウント(@MPD_bousai)が呼びかけています。

この投稿には、「もふもふプッシュ…名前は可愛いのに危険!」「実家に教えようと思います」「そうなんです。朝起きてみると、テレビやプリンターの電源が入ってるんですよね」などのコメントが続々と寄せられ、大きな反響を呼んでいます。

ペットの行動習性を把握して対策を

独立行政法人製品評価技術基盤機構「NITE」によると、2013 年度からの10年間で、NITEに通知されたペットによる事故は61件。そのうち、約9割(61件中54件)が火災に至っています。製品別で件数が最も多いのは「ガスこんろ」で、留守番をしていた犬や猫が、こんろの操作ボタンやスイッチを押したことが原因だそう。

「押す」「排尿する」「倒す」といった行動は犬・猫共通の特徴ですが、犬特有の行動として「かむ」行動、猫特有の行動として「高所に登って排尿する」行動が考えられます。日頃からペットの行動習性を把握し、留守の時などペットから目を離す際は、以下のような対策をすることが大切とのこと。

▽ペットによる事故を防ぐポイント

・出掛ける際はガスこんろの元栓を閉め、IHこんろ・電気こんろは主電源を切る(操作ボタンをロックする機能がある場合は使用する)。
・目を離す際や出かける際は、ペットをケージに入れる。
・こんろや暖房器具の周りには可燃物やペットの興味を引く物を放置しない。
・電気製品を使用しない時はプラグを抜いて、ペットの行動範囲外に保管する。
・ペットが好む排尿場所付近に電気製品を置かない。

▽出典
・警視庁警備部災害対策課 公式X/もふもふ災害(ペットによる事故)に注意しましょう
・独立行政法人 製品評価技術基盤機構「NITE」/もふもふプッシュにご用心~「ペットによる火災事故」を防ぐポイント~
・独立行政法人 製品評価技術基盤機構「NITE」/もふもふプッシュにご用心

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