既婚者のみなさんは、結婚するとき妥協した点はありましたか。株式会社Trinity quest（兵庫県尼崎市）が実施した「結婚したときの妥協点やそのことに関する後悔、離婚状況」についてのアンケートによると、「結婚するとき相手に関して妥協した点があった」と答えた人が約7割に上ることが分かりました。では、離婚や後悔に繋がりやすい妥協点とはどのようなものがあるのでしょうか。
調査は、結婚経験がある（離婚されている人も含む）全国の30～55歳の女性600人を対象として、2024年6月にインターネットで実施されました。
その結果、全体の約7割が「結婚するとき相手に関して妥協した点があった」（412人）と回答。そこで、「結婚相手について妥協した点があった」と答えた412人のうち、350人に具体的な妥協点を複数回答で教えてもらったところ、「見た目」（145人）、「収入などの金銭面」（127人）、「性格」（89人）といった回答が上位に並びました。
さらに、「結婚するときにした妥協を後悔していますか」という質問には、「後悔している」（かなり後悔している20.57％、少し後悔している35.43％）が半数を超えている反面、妥協はしたものの「後悔はしていない」と回答した人も44.00％と決して少なくはない結果となりました。
また、「離婚」については、「すでに離婚している」が16.00％、「離婚について本気で考えている」が6.00％、「離婚について少し考えている」が16.57％となりました。
集計したデータを基に、妥協点別に「妥協したことを後悔している」と回答した人の割合が多かった妥協点をみると、「性格」（85.39％）、「価値観の不一致」（76.54％）などが上位を占めました。
他方、「離婚について考えている（もしくはすでに離婚している）」と答えた人では、「価値観の不一致」（54.32％）、「性格」（52.81％）などが上位を占め、幸せな結婚生活を送るうえで特に妥協してはいけないところは「性格」や「価値観」といった内面であるということがうかがえる結果となりました。