お腹も急激に大きくなり、尿もれや足のむくみがひどくなる人も多い妊娠後期。そんな日々の気づきを描いた絵日記が話題です。描いたのは、漫画『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』の作者「松本ひで吉（@hidekiccan）」さんです。
松本さんは、妊婦時代に毎日欠かさず描いていた絵日記を公開中。出産済みの人には懐かしく、これから出産する人は参考になり、出産と関係ない人も妊娠の現実が知れると話題になっています。
今回ご紹介する漫画「３５周１日目/４０週」は、妊娠後期の記録です。臨月も間近になって、松本さんの体には様々な変化が現れていました。
乳房が急に大きくなり、体重の増加も猛スピード、それに合わせてお腹も大きくなり、歩くだけで尿モレ、お尻や肩は痛いし、足は浮腫んでゾウ足などなど、「これが妊娠後期！」とイラストで解説します。
最近までわりとのんびり過ごしていたので、このまま続くとさすがにしんどいと考えた松本さんが、ふと思い当たったことがありました。それは、自分が予定日を２週間以上過ぎてから４０００グラムにもなって生まれたことです。
このしんどい状態で長く過ごしたお母さんに、思わず「お母さん、ありがとう。迷惑かけたね」と感謝の言葉を口にします。すると、お母さんは「やっとわかったか！」とフハハと力強く笑うのでした。
「お母さんがカッコ良過ぎるんよ そりゃネコも一目置くなぁ」
「いや、ほんと 俺も母ちゃんがどれだけ大変だったのかこのマンガ毎日読んでやっとわかりました 俺は帝王切開でした」
「ひで吉さん巨大児だったんですねw 私も自分が産んでみて初めて大きめの子の出産がどんだけしんどいか分かりました… 小さい子だって産むのしんどいのに_:(´ཀ`」 ∠):」
「お母様の笑い方力強くて好きです！ 人１人を体の中で作り上げるって本当に大変なんですね…」
「ひで吉先生 第四形態……！！ お母様はやはりいろんな意味でお強かったw」
漫画にはこんなコメントが寄せられています。男の子は体験できないからわからないけれど、「娘だと苦労を実感してくれる日が来ることもあるんですね」というコメントも。全お母さん、出産おつかれさまでした！
松本さんにお話を聞きました。
──妊娠後期の体の変化は大変そうですが、わりと楽しめていたのですか？
あまり大きなトラブルもなく、まわりから大事にしてもらえていたので、ただただ楽しかったです。痔だけは許せませんでしたが。
──それは絶対に楽しめませんね。あらためてお母さんに感謝されていました。
私が予定日を大幅に過ぎ、どんどん大きくなっていって大変だったとのことでしたが、予定日をすぎて自分がイライラして大変だったので…ご迷惑おかけしましたと思いました。
──大変だった話をよく聞かれていたのですね。
なんて大変そうなんだ…自分は出産することはあるまい…と思っていました。ネガティブエピソードを真に受けてはいけませんね。
（まいどなニュース／Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子）