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ジグソーパズルみたい…上空から見た不揃いな田んぼ、成り立ちとは「歴史が垣間見える」「あぜ道で耕運機使えるの?」

まいどなニュース 2024年7月22日 19時0分

米を主食とする日本において大切な田んぼ。

今SNS上ではそんな田んぼの形状の成り立ちが大きな注目を集めている。

「本当どうやったらこんな形の田んぼになるか未だに理解できないw」とその模様を紹介したのは福島県須賀川市で農家を営むまーとんTVさん(@uafbv7190)。

田んぼと言えば四角のものが整然と並んでいる風景を思い浮かべるが、まーとんTVさんが紹介したものは大小、形状などてんでバラバラ。一見しただけではなぜこんな形状になったか理解不能だ。

まーとんTVさんに話を聞いた。

ーーこちらの水田はまーとんTVさんの所有でしょうか?

まーとんTV:半分は所有の田んぼ、もう半分は委託された田んぼです。

ーー田んぼの形状は耕作のしやすさに影響あるのでしょうか?

まーとんTV:こういった変形田んぼでのお米作りは作業性が低下し、技術が必要です。真四角の田んぼと較べ、同じ面積を作るのに手間がかかってしまいます。

ーーなぜこんな形状に?

まーとんTV:現在は基盤整備で四角く整備されているのが一般的ですが、元々はこういう形の田んぼのほうが一般的でした。

ーー反響の感想を。

まーとんTV:過去にもインスタやXにたびたび載せてたのでここまで伸びるとは意外でした。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「ジグソーパズルみたい」
「このあぜ道で耕運機が使えるのですかね?全て手作業?」
「開墾した順番とか、川の位置とか歴史が垣間見える水田ですね」
「あー川の所為だ!河岸段丘になってる 川に対しての高低差でこんな感じになったんだ」
「小学生の時、区画整理されてない田んぼは、農地解放を受けてない、古い権利関係が複雑な田んぼですと教わりました。」

など数々の驚きの声、推測の声が寄せられた今回の投稿。整然と整えられた田んぼもいいが、こういった形状の田んぼも景色としては独得の趣があっていいものだ。

なお今回の話題を提供してくれたまーとんTVさんは、婿入り先の義父(故人)が開発し県内のコンテストで1位を取った事もある「國井米」を普及させるべくPRに奮闘中。

YouTubeチャンネル「まーとんTV#國井米」では米作りの様子も丁寧に紹介されているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)

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