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お母さんとはぐれたの? 天井裏から聞こえるか細い鳴き声 穴を開けて調べると…

まいどなニュース 2024年9月1日 17時15分

関西エリアのとある民家で、天井裏から「ミャーミャー」と小さな声が聞こえるようになりました。テレビの音を消し、耳を澄ませて聞いてみると、やはり猫の声。どこかの隙間から猫が天井裏に紛れ込んでしまったようです。

工務店・猫のお世話専門会社双方に、子猫の捕獲を依頼

この民家は容易には天井裏に入れ込めない構造ですが、一刻も早く助け出さないといけません。

家主さんはペットと暮らす家作りに特化した工務店「住まいるワンッ!」に相談。猫を助け出すために天井裏に穴を開け、猫を捕獲した後に元通りに修復してくれるよう、依頼しました。加えて、大阪の猫にまつわるあらゆるお世話をする会社「ねこから目線。」にも相談。猫の捕獲も依頼しました。

「ねこから目線。」スタッフがこの民家を訪ねると、すでに「住まいるワンッ!」スタッフが天井裏に穴を開けてくれていました。

その穴から天井裏の内部を覗くと、奥のほうに確かに黒い猫の姿が。しかも、生まれたばかりの子猫のようです。

「ミャーミャー」という鳴き声は、お母さんを呼んでいるかのようにも聞こえ胸が苦しくなります。

「待っててね。すぐ助けてあげるからね」と声をかけましたが、しかし、子猫がいる位置は穴から少し離れた場所。そこで「ねこから目線。」が用意した捕獲用の網に延長板をつけ、「住まいるワンッ!」スタッフがそのまま天井裏に差し込むことにしました。

並行して決まった保護主さんの元でスクスク成長中

子猫は抵抗をすることなく、無事に捕獲することができました。家主さん、スタッフたちはおおいに喜びました。

ただし、命に別状はないものの、子猫は埃まみれです。

捕獲劇と並行して、子猫の迎え入れが決まった保護先の方が、すぐに動物病院へ連れていき今では回復しスクスク成長しているとのこと。

生まれたばかりの小さな体がゆえ、少しの隙間から天井裏に紛れ込んでしまった子猫ですが、円滑に捕獲できたのは家主さんと「住まいるワンッ!」「ねこから目線。」スタッフの想いが全て合致したからこそ。

心ある人たちの想いで救われた小さな命です。迎え入れてくれた保護主さんのもとで、さらに元気に成長していって欲しいですね。

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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