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転職経験者の約2人に1人「前職よりも状況が悪くなった経験がある」…前職よりも悪化したことは?

まいどなニュース 2024年8月9日 11時55分

みなさんは「今の環境を変えるために転職したのに悪化してしまった」というケースを経験したことはありますか。株式会社NEXER(東京都豊島区)が運営するWebメディア『キャリアバイブル』が実施した調査によると、約2人に1人が「転職して前職よりも状況が悪くなった経験がある」と回答しました。では、具体的にどのようなことが前職よりも状況が悪くなったのでしょうか。

調査は、転職の経験がある全国の男女576人を対象として、2024年7月にインターネットで実施されました。

まず「転職理由」について尋ねたところ、「人間関係」(30.6%)、「労働環境」(29.6%)といった回答で約6割を占めました。

また、「転職したことによって、前職よりももっと状況が悪くなった経験がある」と答えた人は49.3%、「悪くなった経験はない」と答えた人は50.7%と、ほぼ半々の結果となりました。

そこで、「悪くなった経験がある」と答えた284人に「前職よりも悪くなったこと」を教えてもらったところ、「労働環境」(38.7%)と「人間関係」(29.6%)で7割近くを占めました。

「労働環境」と答えた人からは、「従業員不足や給与の未払い」(20代男性)、「労働時間が長くなり給料が変わらなかった」(40代男性)、「人間関係は良好だが定時に帰れることが少ない」(40代男性)、「パワハラモラハラなど」(40代男性)といった声が寄せられました。

一方、「人間関係」と答えた人からは、「パワハラを受けた」(30代男性)、「上司の人格が悪かった」(30代男性)、「家族経営の会社でワンマン経営がひどかった」(40代女性)、「仕事の効率の為に会話は一切禁止で、社内のコミュニケーションがほとんどなかった」(40代男性)などの意見も目立ちました。

また、転職したことによって悪くなってしまった原因については、「説明会や面接でのコミュニケーション、自分の意志を明確に伝えることが不足していた」(20代男性)、「苦手な職種にチャレンジしてしまった」(20代女性)、「面接時の確認不足」(30代女性)などの声が多く寄せられています。

最後に、「前職よりも状況が悪くなってしまったことで再び転職しようと思ったことはありますか」という質問には、80.6%の人が「ある」と回答しており、「その経験を踏まえて転職することで、より良い環境に身を置ける」(20代男性)、「無理に続ける必要はないと思った」(30代男性)、「より良い環境や条件で働くため」(40代女性)などの意見が集まりました。

一方、「再び転職しようとは思わなかった」(19.4%)と答えた人からは、「正社員は自分には厳しい」(30代男性)、「転職するのがかなり労力だから」(40代男性)、「どこに変わっても一緒だとあきらめた」(40代女性)、「家族がおり養っていかないといけない状況で、退職して次の就職先が見つかるかどうかのリスクを負えない」(50代男性)といった声も寄せられたそうです。

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【出典】
▽キャリアバイブル/【転職経験者に調査】49.3%が、転職して「前職よりも状況が悪くなった経験がある」

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