陸上自衛隊の隊員が、溝にはまり込んだ子馬を救出しました。
日本最西端の島、与那国島(よなぐにじま、沖縄県)にある陸上自衛隊与那国駐屯地の隊員が、側溝から抜け出せなくなっていた子馬を抱きかかえ、心配そうに見守っていた母馬のもとへ帰しました。なぜ子馬を救出することになったのでしょう。陸上自衛隊与那国駐屯地に聞きました。
与那国駐屯地は2016年、軍事的影響力を拡大させる中国を念頭に開設されました。与那国島への自衛隊配備の賛否を問う住民投票は賛成632票、反対445票でした。その後、電子戦部隊が追加配備され、地対空ミサイル部隊の配備も計画されています。
ーなぜ子馬が道路の側溝にはまっていたのでしょう。
「島の南側で牧場の馬が放牧されています。過去にも溝に落ちた馬を隊員が助けたことがあります」
「助けよう」と駆けつけた隊員の手によって救出された子馬は、大きな怪我をした様子もなく、すぐに起き上がり母馬と群れに戻っていきました。与那国駐屯地はX(旧Twitter)に救出の様子を4枚の連続写真で紹介し、「早く発見できて本当に良かったです」と投稿すると、4.7万件のいいねが付きました。
ー投稿が反響を呼びました。
「本人もびっくりしています」
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子馬救出の投稿に対し、X上では「ケガがなくてよかった」「貴重な在来馬を助けていただきありがとうございます」と感謝のメッセージが寄せられていました。
(まいどなニュース・伊藤 大介)