みなさんは、現在就いている仕事は好きですか。株式会社キュービック（東京都新宿区）が実施した調査によると、今の仕事を「好き」と感じている人は4割弱となりました。年代別では、今の仕事を「好き」「好きではない」いずれも20代が最多となった一方で、30代以降では「好きではない」が徐々に少なくなる傾向がみられたそうです。
調査は、全国の20～60代の社会人1000人を対象として、2024年6月にインターネットで実施されました。
まず、「今の仕事は好きですか」と尋ねたところ、「好き」と答えた人は38%、「好きではない」と答えた人は27%、「普通」と答えた人は35%でした。
年代別にみると、20代が「好き」（45％）、「好きではない」（33％）いずれも最多となった一方で、30代以降では「好きではない」（30・40代28％、50代21％、60代20％）が徐々に少なくなる傾向がみられました。
今の仕事が「好き」と答えた383人にその理由を複数回答で答えてもらったところ、「やりたい職種」（176人）、「やりがいを感じる」（143人）、「やりたい業界」「業務内容が合っている」（いずれも110人）など仕事内容に関連する理由が上位を占めました。
一方、今の仕事が「好きではない」と答えた266人の理由としては、「給料に満足していない」（91人）、「やりがいを感じられない」（81人）、「人間関係が良くない」「そもそも働くのが好きではない」（いずれも63人）など待遇や職場環境への不満などが上位に挙げられました。
また、「好きなことを仕事にした方がよいですか」という質問には、「した方がよい」が47%、「しない方がいい」は12%、「どちらともいえない」は41%となりました。
年代別では、年代が上がるにつれ「好きなことを仕事にした方がよい」と思う人が増えていく傾向にあり、60代が一番多く54%という結果となりました。