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「小さなお子さんが勇気出してくれた」 ホームと電車の隙間に落ちた友人、小学3年が救出

まいどなニュース 2024年8月11日 7時0分

 京都府京田辺市三山木のJR同志社前駅でホームと電車の隙間に落ちた友人を救出した、NPO法人「京田辺シュタイナー学校」3年の酒見巧人さん(9)が、JR西日本から感謝状を贈られた。

 酒見さんは5月9日、友人4人と同駅で停車中の電車に乗ろうとして、1人が車両とホームの約20cmの隙間に落ちた。背負ったかばんが引っかかり宙釣りになったところを、酒見さんが引き上げて無事だった。駅員も気づいていなかったが、翌日に父親の和也さんが申し出て、駅のカメラ映像から経緯を確認した。

 JR西日本によると、同駅のホームはカーブがきつく、電車との間が広い場所がある。ホーム下に検知マットはあるが、今回のように落下してもマットに触れず駅員が気づく前に解決する場合もあるため、同様のケースの数は分からないという。構内放送で注意を促し、「スキマモリ」というキャラクターも作って落下防止を呼びかけている。

 同駅を管轄する村田大典管理駅長(49)は「小学生の小さなお子さんが勇気を出してくれた。感謝を示したい」と、感謝状を手渡した。酒見さんは「びっくりした。(感謝状をもらえて)うれしい」と話した。

(まいどなニュース/京都新聞)

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