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「シャーシャー」と威嚇しつつもなでられるとゴロゴロ 民家の庭で動けない外猫 保護されけが完治 次は幸せをつかむ

まいどなニュース 2024年9月29日 15時30分

民家の庭に現れた外猫。ガリガリに痩せていることに加え、左前脚に骨折と化膿があり腫れ上がって歩けない様子。

心ある家主さんが助けてあげようと歩み寄ると、「こっちに来るな」とばかりにシャーシャーと威嚇。しかし、放っておくわけにもいかず抱き抱えると、すぐにゴロゴロ。究極のツンデレのような性格の持ち主でした。

獣医師自ら治療と里親募集を買って出てくれた

後にこの外猫につけられた名前は「ソード」。

家主さんはすぐにソードを近くの動物病院に連れて行きました。ここでもシャーシャーと威嚇するソードでしたが、なでるとやっぱりゴロゴロ。

獣医師さんは適切な医療処置と去勢手術をすることに加え、自ら里親探しまで買って出てくれました。また、このことを知った保護団体、Delacroix Dog Ranchも里親探しに協力。双方でソードの「ずっとのお家」を探すことになりました。

「ゴロゴロ」の周波数には治癒効果がある?

幸いソードの左前脚のけがは重いものではなく、比較的早く完治。エサもいっぱい食べてくれ、健康を取り戻してくれました。

この間もソードは相変わらず「シャーシャー」からすぐに「ゴロゴロ」のツンデレぶりを見せ続けましたが、ここで興味深い話も聞きました。

一説によれば、この「ゴロゴロ」の周波数は、骨折や傷の治癒に使われる医療器具の周波数と同じとのこと。猫が他の動物に比べて「治癒能力が高い」と言われるのは、ゴロゴロのおかげではないかという説があります。これが本当であれば、ソードが比較的早い段階でけがを完治できたのは、このゴロゴロの効果のようにも感じられました。

ワンコ大好き猫さんに大変身

後にソードは、保護犬が暮らす団体と提携する預かりボランティアさんの家でお世話を受けることになりました。

当初は威嚇と甘えを繰り返していましたが、次第に威嚇がなくなり、本来の明るく穏やかな面だけを見せるようになりました。

この家にいる保護犬とは大の仲良しとなり、ときに体を寄せ合いながら寝るようにもなりました。

ワンコ大好き猫にも変身してくれたかわいいソード。生涯「ゴロゴロ」と甘え続けることができる「ずっとのお家」が見つかると良いですね。

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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