東北サファリパークのサル劇場公式Xアカウントに投稿された、愛らしいペンギン「大野さん」が話題になっています。「お姉さんのことが大好きな大野さん」とキャプションがつけられたその投稿には、大野さんが飼育員のお姉さんのそばで作業が終わるのを待ち、抱きしめてもらうとフリッパー（翼）を広げて全身で喜びを表現している様子が写っています。その姿に、多くの人が心を癒やされています。
東北サファリパークってどんな場所？
大野さんが暮らす東北サファリパークは、主にゾウやキリン、ライオン、トラなどの陸上動物を飼育している施設です。ペンギンたちはゴマフアザラシと一緒に暮らしていて、園内ではアシカショーやドッグショー、モンキーパフォーマンスなどのショーも楽しむことができます。動物たちとの距離が近く、自然の中で彼らの魅力を感じられるスポットです。
大野さんの特別な愛情表現
飼育員のお姉さんにお話を伺ったところ、大野さんはケープペンギンで、園内で飼育されている28羽のうちの1羽だそうです。「大野さんは、退職した先輩が人工で育てたペンギンなんです。その先輩が退職されるまでは、私のことをあまり好きではなかったのですが、先輩がいなくなってからは、私を甘える対象にするようになりました。他のペンギンも甘えてきますが、大野さんほど激しく甘える子はいないです」とお姉さんは語ります。
さらに、「大野さんは行動や表情がとても豊かで、他のペンギンたちとは少し違う特別な存在です。懐いているというよりも、甘える対象が欲しいのだと思います」とのこと。しかし、大野さんのけなげで愛らしい姿は、ただのペンギンの甘えん坊ぶりを超えて、特別な絆さえ感じさせます。
「大野さん」という名前の由来
そんな大野さんの名前の由来についても聞きました。
「大野さんが生まれた年に5羽のペンギンが誕生しました。名前には、タレントの嵐さんのように、みんなから愛されて有名になってほしいという願いが込められています」とのお話。まさにその名前にふさわしい、皆に愛される存在になっています。
この投稿には、「シアワセな、ヤツやのぉ、、、」「なに？ この微笑ましい生き物二人」「お姉さんのお仕事が終わるまで待ち続ける姿はけなげですね」など、多くのほっこりするコメントが寄せられました。
ぜひ東北サファリパークを訪れてみてくださいね。お姉さんと大野さんの姿を見られるかもしれません。
（まいどなニュース特約・渡辺 陽）