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「ひじき」がザルの目に詰まってイライラ「誰かこれのライフハックを」 回答が続々「コレならひっかからず、お金もかからない」…実際に検証

まいどなニュース 2024年9月15日 7時0分

乾燥ひじきを水で戻すと、ひじきがザルに大量に引っかかります。取るのに苦労し、「誰かこれのライフハックしりませんか?」と投稿。さまざまな解決方法が次々と寄せられました。はたして、効果的だったのは?

9月15日は「ひじきの日」、三重県ひじき共同組合によって「ひじきを食べて健康に長生きしてください」という思いとともに1984年に旧敬老の日(現在の敬老の日は毎年9月第3月曜)に制定されました。

そんなひじきについての悩みをThreadsに投稿したのは、子育て中のR MAMA(rmama0313)さん。水をはったボウルに乾燥ひじきを入れたザルを沈めて戻ったら引き上げるという普段の方法は、手軽な反面、ザルの目にひじきが入り込みやすく、一つずつ取っていくのも手間がかかって悩んでいました。

「ネット状の排水溝用ゴミ受け(ストッキングみたいなタイプまたは不織布タイプ)あれの【新品】に入れてから水に戻すと一切網目に詰まることはないですよ!」「お茶パックに入れて水入れたボウルに浸けてお茶パックに入れたままギュッと握って水切っちゃいます」「キッチンペーパーをザルに敷いてヒジキを乗せて水に浸します」など、身近なものを使った解決方法がいろいろ寄せられていました。

また、「多めの水でボウルで戻して、ザルにザバッとあけずに、浮いてるヒジキをつまんでザルに移す。砂とかは沈む」「ボウルで戻した後にザル。隙間に入ったまま水で戻すとひじきがサイズアップしているから抜けにくくなる」などボウルで戻す方法を提案する人も。

いろんなアイデアの中から試すと、詰まり具合はどうだったのか。R MAMAさんにたずね、実際に検証しました。

「今まではザルのほぼ全ての目に挟まってたひじきが…!」

水煮のひじきより「どこでも簡単に手に入れることができる」「日持ちがする」という理由で乾燥ひじきを愛用するR MAMAさん。戻すたびにザルに詰まり「爪楊枝でちょっとずつほじくるのに疲れた」という状態だったそうです。

寄せられた「ライフハック」の中で選択したのは「ボウルで戻してからザルにあける」方法。試した感想は、「今まではザルのほぼ全ての目に挟まってたひじきが、ザルとボウルの順番を変えてみたところ、ぜんっぜんひっかからず。お金をかけずにそれでいける!となっております」。

家にあるものだから、用意するものもないのでお金もかからない。気軽にできるライフハックと言えるのではないでしょうか。

ちなみにR MAMAさん宅では「おからとひじきの煮もの」「ひじき入り豆腐ハンバーグ」「ひじきのお味噌汁」が家族から好評でよく作るそうです。

【検証】「水で戻したひじきをつまんでザルに移す」はどうなのか

ひじきを扱う企業からなる「日本ひじき評議会」は「ひじきの戻し方」も、水に30分間浸し、上の方からつまみ上げてザルに移し、ザルのまま2~3回洗い流ししてから、よく水気を切る、という方法を紹介。R MAMAさんがやってみた方法とほぼ同じだと言えます。

実際に筆者自身も「水で戻したひじきをつまんでザルに移す」という方法でひじきがつまらないのか試してみました。

まず、ひじきをボウルに入れ、水に浸します。これまでザルに入れてから水に浸していたので、謎の背徳感と「これで本当にうまくいくのか」という不安感をよそに、ボウルの中でひじきは水を吸収し大きくふくらんでいきました。30分ほど待ち、浮かんでいるものからザルに移動させます。若干面倒で「最初からザルに入れてたらボウルから引き上げるだけで一瞬だったのにな」という思いをねじ伏せながら続けます。

下に溜まっているひじきがもったいなかったのでザルにあけ、「戻った状態のひじきをザルに入れたまま再度水をはったボウルに入れ、かき回してから水を捨てる」という動作を2回繰り返して洗いました。「そんなことをしたら今までと同じようにザルの目に詰まるのでは?」と思いきや、ひじきの水を切っても、ザルにはほとんど引っかかっていませんでした。

網目に詰まるひじきが全くなかったとは言えませんが、ちがいは歴然。やはり、ひじきは「水に戻してからザルに移す」のが、ザルの目に詰まるのを効果的に防げるシンプルな方法だと言えるでしょう。

ちなみに、ザルの中で戻したひじきを、一気にボウルにあける場合でも、ある程度の水を吸収し大きくなっていたためか、あまり詰まりませんでした。ただ、ボウルの水を注ぐとき勢いがついてしまい、ふくらみきらなかったひじきが目からたくさんすり抜けるという事態に。ひじきを無駄にしたくない人は、時間をかけてゆっくり水を注ぐか、ひじきを受けるザルの下にボウルを置いて受けとめる必要があります。

どちらにせよ、充分水を吸収しふくらんでからザルにあければ、ザルの目にひじきが詰まるのを防げて、後片付けが大分楽になります。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・谷町 邦子)

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