4日に放映されたTBS系「水曜日のダウンタウン」の企画「国道ラーメンマラソン」に挑戦した際、大切にしているアクセサリー（頭の紐）を落としてしまったという大食いタレントのアンジェラ佐藤さん。ロケは1カ月以上前で、紛失したのは笹塚から府中までの約20kmを走っている間のどこかだったそうですが、この放送回を見たSNSユーザーが紛失場所を見事特定し、道端に落ちていた頭の紐を無事に回収しました。「奇跡すぎるわ！ありがとうございます」とアンジェラ佐藤さんを大喜びさせたのは、ゲーマーの近江史行さんという方でした。彼はいかにして「頭の紐」を発見するに至ったのでしょうか。近江さんが記録として記したnoteの記事と、ご本人への取材から振り返ってみましょう。
近江さんは放送翌日の5日夜、アンジェラ佐藤さんのSNS投稿をたまたま目にし、「自分なら見つかる気がして」TVerで番組をチェック。ちなみに近江さんはこの時までアンジェラ佐藤さんのことを全く知らなかったそうです。
近江さんは「時間、駅、店舗、その他とメモしつつ、番組を見ながら頭の紐の有無を確認。結論から言うと大瀧家ラーメンから食神餃子王の間で無くなっていると判断」。その上で、「探す時間は2時間から3時間ぐらいかなと考えると無理がない範囲だと感じたので決行することに」しました。
翌6日夜、府中駅に降り立ち、企画のルートを逆走する形で、ライトを手に歩いて探し始めます。
スタートから1時間ほどで、目星をつけていた食神餃子王に到着。近江さん曰く、「番組ではここから頭の紐が無くなってる可能性がある」最重要ポイントです。
そして甲州街道を調べ始めてわずか数歩（！）、「ツタのような何か」を発見。アンジェラ佐藤さんのXアカウントに現場の位置や風景などとあわせてDMで報告したところ、ビンゴ！ やはりこれが問題の「頭の紐」で間違いないことが判明しました。
北海道にあるアンジェラ佐藤さんの事務所宛に着払いで送ってほしいとのことだったので、近江さんは早速、翌日発送。1カ月もの間、路上に放置されていたこともあって、「頭の紐」はかなり損傷しているように見受けられたそうです。近江さんはこれ以上傷まないよう、ダイソーで梱包用の資材を購入して丁寧に荷作りしました。
近江さんは「紛失を知った時は、まさか1カ月も前の出来事だとは考えてもいなかったので、後で知って驚きました。多くのファンの方も喜んでくださったので、ほんとに良かったと思っています」と話していました。
（まいどなニュース・黒川 裕生）