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草刈り中に、困るものとは…「ポイ捨てされた缶や尿が入ったペットボトル」 刃が当たれば「ケガや異臭がすることも」

まいどなニュース 2024年10月3日 6時50分

草刈りで困るもののひとつが、道端に落ちている空き缶や空き瓶など、ポイ捨てされたゴミ。SNSで注意喚起をおこなう草刈りヒデちゃんさん(以下、ヒデさん)に、トラブルや注意事項などについて聞きました。

草刈りの作業中に、石、松ぼっくり、いがぐりといった自然のものが刃にあたって飛ぶのも危険だそうですが、より注意したいのは缶、金属製の瓶のフタ、ペットボトルといった人間が捨てていったもの。

ヒデさんが草刈りのプロへのインタビューを行ったところ、瓶のフタが飛んで近くの人が頬にケガしたり、中に入っていた液体が腐って飛び散り悪臭を放ったり、ペットボトルに尿が入っていたこともあったそうです。

似たような経験者も多く、「運ちゃんが捨てたオシッコペットボトルが…」、「オロナミン?らしき小瓶の頭が切れ飛んで行きました」「針金落ちてて自分のすねに防護ズボン貫通して刺さりました」など危険な目に遭った声も寄せられました。

田んぼ・畑・耕作放棄地の草刈りを10年以上続け、草刈りに携わる人々や草刈り機、草刈り刃、チェンソーなどの道具についての動画を制作するヒデさんに詳しく話を聞きました。

ケガをしないための対策とは

草刈り機は使用時に刃が高速で回転するため、石や松ぼっくり、ポイ捨てされたものに触れると危険なアクシデントも。「当たって勢いよく飛んでいってしまい、人や車にぶつかる可能性があります」。

行っている対策としては、「(飛散防止の)ネットを張るとかですよね。草を刈る側の方でネットを用意し、ネットを持つ人『ネットマン』と二人一組で作業をします。そうすると人数も必要になり、時間もとられたりします。場合によっては石が飛びにくい刃を使ったりします」とのこと。

周囲に人がいないか注意しながら作業をするのに加え、警備員をつけることもよくあるそうです。「警備員の方に『歩行者通ります』と伝えてもらい、刃を止めるようにします。人が通り過ぎて安全が確保できたらまた作業を開始するんですよ」

それだけ業者が配慮していても、「毎年飛び石事故(石が飛んでしまうことによる事故)が起こっています。事故が起きやすい環境にあるので近づかないというのが一番ですね」とのことでした。

また、ポイ捨てのほかに遭遇する困ったものも。「不法投棄された冷蔵庫などを見ると悲しい気持ちになります。モラルがなくて残念とも思いますね。報告しますが、それを処分するかどうかというのは私たちには判断できません」。

「ゴミがない状態だと草を刈っている側としては安心だなぁと感じます」とヒデさんは話してくれました。

◇ ◇

残暑も落ち着き、行楽シーズンとなりましたが、自分たちが事故やトラブルの原因とならないようにポイ捨てをしない、事故やトラブルに遭わないためになるべく作業の現場に近づかない、近くを通る時は警備員の指示に従うといったことを心掛けたいですね。ヒデさんはYouTubeチャンネル「草刈りヒデちゃんねる」、Instagramで草刈りについての情報を動画で発信しています。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・谷町 邦子)

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