漫画『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』の作者「松本ひで吉(@hidekiccan)」さんは、旦那さんと息子くんの「ぱるたん」、猫の「ガーラさん」とヒョウモントカゲモドキの「トカゲちゃん」と暮らしています。ガーラさんは、明るくておしゃべり、面倒見のよい、筋肉ムキムキの猫さんです。
今回の漫画「くもりなき眼で助けにあらわれるガーラさん」は、飼い主のピンチに駆けつけてくれるガーラさんに、ピンチなようでピンチじゃないときもあるということが説明できないお話です。
真夏にアツアツの窓サッシを踏んでしまった旦那さん。あまりの熱さに「ぐわー!」と叫ぶと、ガーラさんがすぐに「大丈夫―!?」と走ってきました。そして、「そこ熱いから気をつけて、ガーラも前ふんだの」と言っているかのようにニャッニャッと注意してくれます。
また別の日、ふと自分の腹回りを見て出てきたことに気がついた旦那さん。引き締めるために腹筋ローラーを使うことにしましたが、シャッシャと腹筋ローラーができる腹筋がないので、プルプルしながら「ぐぬぬ…!」と苦しげな声を漏らしてしまいます。
するとその声を聞きつけたガーラさんがやっぱり駆けつけてくれました。ですが、プルプルする旦那さんの周りを「大丈夫?大丈夫?」とまとわりつくから旦那さんはたまりません。プルプルしながら「ガーラ、これは大丈夫なんだ…ッ」と説明しますが、心配するガーラさんはわからず、ずーっとそばにいます。
ガーラさんを車輪でひいてしまわないようにきつい体勢のまま動けない旦那さんは、どんどん追い詰められてしまうのでした。ちなみに松本さんは自分の腹の肉をつまみながら、そんなふたりの様子を撮影していました。純粋に「なんで!?」と聞くガーラさんに、苦しい声を出していても大丈夫なときもあるって説明するのは難しいな。
「めっちゃ心配してくれる優しいトレーナーさんだ……」
「駆けつけ方の敏捷さよ。うちの猫も昔腹筋してると寝ても起きても付いてきてました。あれ、心配してくれてたのかー。」
「これは良い負荷に」
「動物ってこっちが必死になってる理由めっちゃ聞いてくることある…わかるわ(ほっといてほしい時もある)」
投稿には、こんなコメントが寄せられて、猫に状況説明はやはりむずかしいようです。松本さんにお話を聞きました。
──ガーラさんに心配されてキツくなってしまった腹筋ローラーのその後は…?
そういえば最近全く見ていないですね(笑)。
──あの体勢でストップするのはキツすぎです。心配して駆けつけるなんてガーラさんは「いいやつ」ですね?
よくわかっていないようですが、夫と会話がヒートアップしたら、「けんかしてるの?」って言って必ず様子を見に来てくれる、そんな面もある「いいやつ」です。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)