子育てに悩むお母さんがどれだけ医師の言葉や反応に救われるのか。俳優の遠藤憲一さん風のドクターとのエピソードをInstagramで描いたかあさんさん(@kaaa_san55)に取材しました。
現在、12歳と9歳の姉妹を育てているかあさんさん、長女さんが生まれて間もないころは不安や心配ごとが続出。そのひとつが、生後から1、2週間で取れるという「へその緒」が、3週間経ってもまだ取れないことでした。
そのときに優しい口調で悩みを聞いてくれたのは、俳優の遠藤憲一さん風のドクター。唐沢寿明さんを足して2で割ったかのような雰囲気のイケオジだったのです。
緊張のなか、問診や触診を終えて「お母さんね…特に心配いらないですね、へその緒ついたままの小学6年生いないでしょ?いずれ取れます」と、キリリとした眼差しでキッパリと一言。
妙に説得力のある言葉にかあさんさんも安心。その一週間後、無事に取れたそうです。
ご近所でも評判の腕も実績も確か、しかもユーモア溢れる先生の言葉に心が救われたことを思い出し、「強面から繰り出されるカウンターパンチにもう一発KOだよ」と当時の思い出を綴る、かあさんさんにお話を聞きました。
孤独の中での育児、先生の一言にホッ
――こちらの小児科を選ばれたきっかけは?
近所で一番近く通いやすいというのと、病院のホームページを見て印象が良かったなどの理由からでした。
――イラストから、完全に遠藤憲一さんの声で脳内に再生されました。
まさにダンディーでした。実際の先生は当時の遠藤憲一さんより少し歳上で印象は50代後半に感じました。先生は落ち着いた雰囲気と口調でありながら、発する言葉ひとつひとつにユーモアとズバッと言い切る説得力を含んでいました。
――その後も姉妹でこちらの小児科に?
予防接種や検診、日常での風邪症状などで姉妹が小学生に上がるまでの9年間ほどお世話になりました。
漫画でも描いたのですが、2歳の娘がサンマ、米とイチゴしか食べなかったときに、「わたしの娘なんてふりかけご飯しか食べなかったけどね…頭も良いし美人だからね。だから心配ないです」と言われて、悩みが吹っ飛びました。
ほかにも3歳児検診で、ギャン泣きして身長と体重の計測が出来なかった娘に「それだけ元気に泣ければ健康です!!」と太鼓判をもらえてうれしかったです。
――かかりつけ医となったエンケン風先生、きっととても頼もしかったでしょうね。
わたしにとってエンケン風先生は、不安を払拭してくれる心強い存在でした。孤独感の中での育児で子の様々な症状に不安になっている時に、先生が「心配いらない、大丈夫ですよ」と仰ってくれると安堵感でいっぱいになりました。
子どもたちは当時は病院がこわい印象が強かったのもあり、先生のことはあまり覚えていませんが、成長した今ならきっと落ち着いて診察を受けられると思います。
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お子さんの通院時、親の不安はとても大きく、心配が尽きないものです。特に初診はどんな先生なのか、話は聞いてくれるのか、色々気になることも多くあります。そんな中でお子さん自身や親御さんに寄り添ってくれるお医者さんは本当に頼もしくありがたいですよね。エンケン風先生、お会いしてみたくなりました。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 真弓)