Instagramで家族の日常を漫画にして発信しているnaoさん（＠n5555on）が投稿した「文句を言う標的がいなくなれば、いつの間にか食べてる。」の漫画の中で、子供が駄々を捏ねた時のnaoさん流の対応が反響を呼んでいます。
お昼ご飯を用意し、子供達を呼んだnaoさん。お姉ちゃんはすぐに返事をして席につきますが、弟くんは机に並べられたメニューを見るなり「え…」と固まってしまいます。食事前に確認したはずなのに、突然「嫌だ」と言って席に座ることを拒否。その場から逃走し、部屋の壁にもたれて「ドンベイがいい」と大泣きしはじめました。
困ったnaoさんは弟くんをなだめるのかと思いきや、台所の裏へ静かに姿を消します。弟くんは泣き続けていたものの、しばらくしてnaoさんがいないことに気づくと、ぐずぐず言いながらも食卓に戻ってご飯を食べ始めました。
この「消える作戦」に「naoさん神対応！叱らない、怒らない、相手に嫌な思いさせない。」「目からウロコ！！そんな技が！！！感動と驚きが止まらない」「シレッと感が最高すぎて思い出す度ジワる」といった声が寄せられています。
また弟くんが泣き叫ぶなか、何も言わずに黙々とご飯を食べ続けていたお姉ちゃんの姿も注目を集めました。「お姉ちゃん大人。触れない。よくわかってる。」と空気をよんでいる姿勢にも賞賛の声が上がっています。
同作について、作者のnaoさんに詳しい話を聞きました。
ーnaoさんが台所の裏へ消えた後、どのように再登場されたのでしょうか？
あえて何事もなかったかのように「あー、お腹すいたなぁママ何食べよかなぁ」と自然に戻りました。息子が食べている事には触れない、これがポイントですね。
ーこの「消える作戦」を他の場面でも使うのでしょうか？
食事の時は見ていないことが重要ですが、それ以外の時は見守っていることが多いと思います。「わーっ！」と泣き叫び始めると何を言っても聞いてもらえないので、ただ視線を向けて「ちゃんと見ているよ〜」と心の中でメッセージを送っています。
ーお姉ちゃんは弟くんの騒ぎに対して動じていませんでしたね。「大人！」とのコメントがありました。いつもそんな感じですか？
そうなんです。娘は小さい時から比較的しっかりしていて駄々をこねることは少ないです。ちゃんと会話で交渉してくれることが多いので助かっていますね。
（海川 まこと／漫画収集家）