漫画『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』の作者「松本ひで吉(@hidekiccan)」さんが、街中で見かけたワンコを心配した漫画が話題になりました。
ある日、松本さんは横断歩道で信号待ちをしていました。すると胸の前に不自然に荷物を抱えた人が見えました。「えらい変な位置で荷物を持っているな」と思いながらよく見ると、荷物ではなく犬じゃありませんか。しかも、わりと大きな犬です。
体重もあるはずなのに、どうしてカートなどではなく素手で抱っこしているのかと不思議に思った松本さん。「もしや、お散歩中に倒れたとか!?」と想像して「お大事に、お大事に!!」と念じましたが、想像がエスカレート。「もしや、余命いくばくもない愛犬に、最期の景色を見せようと…!」しているのかも…と思わず涙ぐんでしまいます。
しかし、最期の景色なら「満開のひまわり畑とかにしようよ」と、オフィス街はどうなの?と頭のなかは大忙し。そうこうするうちに信号が青になり、犬を抱っこした人が近づいてきます。抱っこされた犬がどんな様子なのか、松本さんもドキドキしながら進んでいきました。
いよいよワンコとすれ違うというその瞬間、隣のおばさんが「あらっショコラちゃんどうしたのーっ」と飼い主さんに声をかけました。すると「歩くのめんどくなっちゃったみたいで」との答え。
それを聞いた松本さんは、「ただの横着な子だった、よかった〜」と心の中でホッとしたのでした。
この漫画に、「柴犬は頑固だからね… 動かないって決めたらマジで動かないもんね…(経験者)」などのコメントが。なんとなく漫画のワンコ、柴犬に見えます。
「柴犬かな 柴犬だろうな」
「たまにいる『1歩も動かん!』状態のワンコ」
「作者さんの性格の良さと犬愛が伝わってくる漫画......」
「たまに結構大きな子も抱かれたりしてることありますよね。そして案外幸せそうな顔して抱かれてますよね」
松本さんが不思議に思った抱きかたは、「もし両手で抱えて持ってたならとても安定して持ててるいい持ち方です!」と逆によい持ちかたのようです。松本さんにお話を聞きました。
──歩くのを拒否したワンコだとは想像できずでしたか(笑)。
あんな元気そうな犬が急に歩くの嫌になることなんて想像もしませんでしたが、リプライを見ると柴犬あるあるみたいになってて笑いました。
──犬くんは、歩かないってことはなさそうでしたもんね。
うちの犬くんはルンルン歩いていましたね。
──すれ違うまでは、「病気に打ち勝ってね」とか心の中で語りかけようと?
ご主人の心労いかほどかとか、「わんこよ生きろ!」とか勝手にドラマチックになっていました。元気そうでよかったです。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)