子どもを持つ保護者のみなさんは、夏休み明けに子どもが学校に行きたがらなかったことはありますか。株式会社NEXER(東京都豊島区)と『青山ラジュボークリニック』(東京都港区)が共同で実施した「夏休み明けの子ども」に関する調査結果によると、約4人に1人が「夏休み明けに学校に行きたがらなかった経験がある」と回答したことがわかりました。では、子どもが学校に行きたがらなかった際に、実際に学校を休ませたことがある保護者はどのくらいいるのでしょうか。
調査は、小学生以上の子どもがいる全国の男女254人を対象として、2024年9月にインターネットで実施されました。
その結果、夏休み明けに「子どもが学校に行きたがらなかった経験がある」と答えた人は全体の26.8%となりました。
また、「学校に行きたがらなかった理由」としては、「勉強が面倒くさい、プールや嫌いな給食があって憂鬱になっていた」「スマホで友達とのトラブルがあった」「夏休みの宿題が終わっていなかったから」「クラスメイトと上手く付き合えていなかったから」といった声が寄せられています。
そこで、「子どもが学校に行きたがらなかった経験がある」と答えた68人に「子どもが学校に行きたがらなかった際、実際に学校を休ませたことはありますか」と尋ねたところ、「休ませたことがある」は45.6%、「休ませたことはない」は54.4%と意見が分かれる結果となりました。
学校を休ませた保護者からは、「無理をさせて将来に響かせたくないから」「いくら言っても行かないから仕方なく」「無理して行かせる私もきつかったから」「学校に行かない寂しさを感じれば、また気持ちを新たに学校に行ってくれるかと思ったから」などの意見が寄せられました。
一方、休ませなかった保護者からは、「一時的なものだと感じたので行かせたら、次の日からは普通に行くようになった」「休ませる理由がない」「癖になるから」「本人が学校に行ってみれば気分も変わると思った」といった意見が目立ちました。
そのほか、保護者が取った対応としては、「”給食までがんばってそれで帰ればいい”と妥協案を出した」「気分のリフレッシュをさせた」「”帰ってきたらおやつあるよ”など楽しみを用意した」「一緒にどう乗り越えられるか考え、プールなどでは一緒に練習したりもっと気楽に考えて臨むようにアドバイスした」などの声が寄せられたそうです。