トクバイが主催する全国スーパーマーケットおいしいもの総選挙2024で、大阪が誇る激安スーパー「スーパー玉出」が出品した「たれご飯」がコスパ最強部門特別賞を受賞し話題を呼んでいます。
他の受賞商品は、分厚いトンカツを挟んだ週末びっくり市の「やりすぎサンド」や、スーパーマルハチの「加古川風ビーフかつめし」などボリュームたっぷりな印象です。強敵が居並ぶ中、スーパー玉出が出品し見事受賞を勝ち取ったのは、うなぎ・焼き肉・天丼のタレを染み込ませただけの究極にシンプルな逸品「たれご飯」シリーズ。
開発秘話など、スーパー玉出を運営する株式会社フライフィッシュ広報担当、仲村智美さんにお話を聞きました。
ー開発のきっかけは?
仲村:スーパー玉出の名物になるようなおもしろいものは作れないかと日々考える中で「あ!たれとごはんをまぜて売ってみよ!(笑)」と思い、その後は血のにじむような努力を重ねできあがったものが、たれご飯です。
ーこだわりは?
仲村:焼き肉の味が想像できるようにしなければ…と試作を重ねました。単純そうに見えて、たれの配分や、天丼のたれご飯の中に入れた天かすに一工夫加えたりなど、ここだけの話、実は企業秘密が沢山詰まった商品なんです。
ー出品するにあたり社内の反応は?
仲村:他にも変わった商品が何品かあるので、社員も特に驚くことはありませんでした。いつか驚かせるように頑張ります!
ー店頭の反応は?
仲村:スーパー玉出では明太子ごはんやおかかご飯などごはんシリーズがたくさんあるのですが、通常のごはんに飽きた方がたれごはんをお買い上げいただき「違ったごはんもあってうれしい。」とお声をいただいております。今回はベストコスパ賞でしたが、大賞を狙えるようなお弁当もたくさんあるのでご来店お待ちしております。
スーパー玉出の店頭には他にも、大阪名物の紅生姜天や浪速の肉吸い、西成弁当、松茸の一切入っていない松茸風ごはんといった食品や、オリジナルグッズ(Tシャツ、ビーチサンダル、ポーチ)が並んでいます。顧客をびっくりさせるような品ぞろえを目指す同店には、地元客だけでなく近年は海外からの来店も多いそうです。
SNSでは「ベストオブスーパー玉出」「たれがかかっただけのご飯だけど美味しい」「玉出といったら、やっぱこれよ!」などの声が寄せられました。“コスパ”と“おもしろさ”を追求し続ける大阪の個性派スーパー玉出。今度は私たちをどうやって驚かせてくれるのか。期待したいです。
(まいどなニュース特約・ゆきほ)