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路上で流血していた子猫を保護 そっと顔を拭くと、そこにはかわいらいしい顔立ちが…4歳になった今、家族に愛されるツンデレ猫に成長

まいどなニュース 2024年10月23日 12時5分

2019年7月27日、かじゅえもんさんはお店に忘れ物を取りに行く途中、道で「ミャウミャウ」と響く子猫の鳴き声を耳にしました。

あたりを探すと、三毛柄の小さな子猫を発見。その子猫が「くるみ」ちゃん(保護時、生後推定3カ月)です。

飼い主さんは「家に戻り、息子と一緒にキャリーケースを持って子猫のもとに戻りました」と振り返ります。よく見ると、くるみちゃんの頭には血がにじんでおり、目やにもたくさん出ている状態でした。心配になった飼い主さんは、くるみちゃんをキャリーケースに入れて、息子とともに動物病院へ。

途中、くるみちゃんの顔をそっと拭いてみると、とてもかわいらしい顔立ちが現れました。当初は里親を探す予定だったものの、息子さんがくるみちゃんに心を寄せ、最終的に家族として迎え入れる決断をしたのです。

先住猫たちとのほほえましい日常

かじゅえもんさんの家には、先住猫たちが何匹か暮らしています。くるみちゃんが家に来た当初は、先住猫たちから彼女を守るため、隔離部屋に移すことにしました。しかし、猫たちの勘は鋭いもの。すぐにくるみちゃんの存在が知られてしまいました。

その後、驚くことに、先住猫の中にはくるみちゃんをまるで自分の子猫のようにかわいがる子が現れたのです。

特に最年少の猫は、くるみちゃんに遊び方を教えたり、爪研ぎのやり方を教える姿も見られたといいます。「くるみと先住猫たちが横一列に並んでごはんを食べる姿を見ると、心が温かくなります」と飼い主さん。猫たちの関係は日々深まり、今ではみんなが仲良く過ごしています。

これからも仲良くにぎやかな日々を

現在、くるみちゃんは4歳になりました。「ツンデレで、とても怖がりなところがあります」と飼い主さんは話します。特に、家に知らない人が訪れると、息子さんの部屋に隠れてしまうことが多いのだとか。一方で、息子さんに対しては誰よりも懐いており、ずっとくっついているそうです。

「私にはあまり甘えてくれないので、たまに膝に乗ってくれると本当に嬉しいんです」と飼い主さん。「なんて美人なの!」とつい声をかけてしまうこともあるとのこと。くるみちゃんのゴージャスな被毛と優雅な表情、そしてかわいらしい振る舞いは、飼い主さんにとって癒しそのものになっています。

飼い主さんは、これからもくるみちゃんが先住猫たちと仲良く、楽しい日々を過ごしてほしいと願っています。

「くるみがいてくれるだけで幸せを感じます」と飼い主さん。くるみちゃんは、これからもかじゅえもんさん一家に笑顔と癒しを与えてくれることでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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