俳優、タレントの石田純一さん(70)がABEMAのニュース番組「ABEMAエンタメ」で密着取材されました。メディア露出が激減し、現在は千葉県船橋市で焼肉店を経営する日々に迫っています。番組は全編無料配信中です。
トレンディー俳優として絶大な人気を博した石田さん。平成の色男として数々の浮名を流し、これまで離婚は2回。「不倫は文化」という発言はあまりにも有名です。
自らホールで客をもてなす日々
現在、石田さんは千葉・船橋市で焼肉店「炭火焼肉ジュンチャン」を経営し、東京の自宅から電車で通う日々を過ごしています。
「夜10時半のラストまでお店にいます。そして、11時25分発の最終電車に乗って、自宅に着くと深夜1時。だから、自宅まで1時間半かかります」と語る石田さん。自宅から離れた船橋という土地を選んだ理由を「1000円でベロベロになれるようなすごく安くて、美味しいお店が多いんです。夕方からみんな飲んで酔っ払っているところがいいなって。僕も来ていたし、そういうところを最初から狙っていた」と明かしました。
お店ではホール業務を担当。芸能人であることを忘れさせるような働きぶりでお客さんをもてなします。番組スタッフが「こういうアルバイトをしてたことあるんですか?」と尋ねると、石田さんは「僕が役者として世間に認められるまでは、10年かかりました。それまではアルバイトして食ってましたね」と振り返ります。苦節十年でドラマ「抱きしめたい!」でブレイクした当時を、「岩城滉一さんに『お前な、今が一番いい時だぞ』って言われました。『半分妬みもあるけど、なんだかんだ言われてつらいよ。だから今を楽しんどけ』ってね」と回想しました。
全盛期の年収は「3億円ぐらい」
番組スタッフが「時には楽しみ過ぎちゃったことも?」と聞くと、石田さんは「ははは」と笑い、「びっくりするぐらいお金が入ってきちゃった。年収は全部足して3億円ぐらいだったかな?でも、使う暇がなかった。寝る暇がないくらいだったので」と激動の日々を懐かしみます。
俳優のほかにも、「プレイボーイキャラ」としてバラエティ番組でも活躍した石田さん。現在はメディア出演が激減。石田さんは「CMは9本あったのが1本になり、テレビのレギュラーは3つすべてなくなりました。何が悪いかは想像でしかないけど、コロナ禍で出歩いたとか、その対応が悪かったとか、そういうのは言われても仕方ないです」としつつも、「このことで人格否定されるのはいいけど、人生まで否定されたらちょっとつらい」と本音を吐露しました。
「収入も結構落ちました?」と番組スタッフが踏み込むと、「ゴルフの会員権、車、家、全部売りましたよ」と明かし、「戦争反対のデモに参加する前に、奥さんに『収入が半分になるかもしれないけど、どうしても俺は行かなきゃいけない』と言った。実際には半分じゃなくて、10分の1になりました」と赤裸々に語りました。
愛娘・すみれさんの言葉に後悔の念
プライベートでは2度の離婚を経て、2009年にプロゴルファーの東尾理子さんと結婚。現在は3人の子どもたちと暮らしています。石田さんは「当たり前だけど、可愛くて仕方ない。みんなクソ生意気だけど、俺と理子の子だからしょうがないね(笑)。今が1番楽しいかもしれないですね」と目を細めました。
前妻との間に生まれた娘で女優のすみれさんとは家族ぐるみの交流が続いているそうです。
石田さんは「すみれちゃんから『パパ、ちゃんとお父さんやったことがないんだから、今度はちゃんとやってね』って言われました(笑)」と告白。その上で、「“出直し”はいつでもできるけど、“やり直し”はできない。若気の至りで調子に乗ってしまって、妻とすみれちゃんを傷つけてしまったことは本当に申し訳なかった。今だったら何とでも言えるけど…」と後悔の言葉を口にしました。