10月27日に東京・渋谷の東京カルチャーカルチャーで開催された「地味ハロウィン2024」。
通常、ハロウィンと言えばアニメや映画の人気キャラや天使、悪魔系のキャラなど派手できらびやかなコスプレをするものだが、こちらはその名の通り地味なテーマをいかにセンス良くこなすかが問われる変わり種。
11回目となる今回もさまざまな実力派コスプレイヤーが集結したが、筆者的にツボだったのは「上野駅」のコスプレ。不忍口などのきわめて低い天井の様子を再現したもので、来場者がX上で紹介したところ、なんと10万件以上の「いいね」を獲得したのだ。
上野駅コスプレで一躍注目を集める義輝さん(@YSTR_cos)にお話を聞いた。
ーーこのテーマを思いついたのは?
義輝:毎年地味ハロウィンに参加してるため、次に使う仮装ネタは思いついたら即メモするようにしています。かなり前に上野駅の天井が低い場所がネタにされてることを知り、自分も昔ぶつけた過去があったことから、これは使えそうとストックしていました。
ーー再現へのこだわりや制作の苦労を。
義輝:ネタに決めた際、現地に行って自分の身長と照らし合わせたりして、おおよその低さ加減を確認しました。素材は段ボールと発泡スチロール板で立体的に作り、絵の具で塗るのですが、今回はでかいので置いて乾かすのに結構スペースを取ってしまいました。あと会場まで持っていく時に邪魔にならないよう分解して持ち込み、現地で組む設計にしました。
ーー大反響への感想を。
義輝:「私ならくぐれる。」とか「俺もぶつけたことがある。」といった体験談をいくつかいただきました。結構通じるネタなんだなとびっくりしました。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「すごいわかるので、これを仮装にしようと選ぶセンスの良さが好き(笑)」
「これだけで伝わる上野駅のアレの知名度にも驚き」
「先週上野で頭ぶつけたばっかりだからムカつくw」
など数々の驚きの声が寄せられた今回のコスプレ。今後の義輝さんのコスプレ活動に期待したい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)