唐揚げの持つ普遍的な魅力がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのはインド料理人のそーのすけさん(@sonosuke20)による「インドでもイギリスでも結局ダントツで一番ウケる賄い、唐揚げ。何人にもレシピを訊かれ、お前はこの専門店をやれと言われ、嬉しいは嬉しいんですがインド料理人としてはやや複雑。笑」という投稿。
子供から大人まで絶大な人気を博している鶏の唐揚げ。欧米のフライドチキンなど世界中に近しい料理があるはずだが、海外に持っていってもそんなにウケるとは驚きだ。
そーのすけさんにお話を聞いた。
--今回作った唐揚げは日本風のものでしょうか?
そーのすけ:はい、日本風です。
レシピはこのような内容です
【そーのすけさん流唐揚げレシピ】
鶏もも 1kg
生姜 30g
大蒜 30g
醤油 90g
タバスコ 50g
みりん 45g
片栗粉 70g
薄力粉 30g
基本的なものですが、タバスコを大量に入れることで味に奥行きと程よい独特の酸味が付きます。辛さはほとんど残りません。
--唐揚げが国を問わずにウケるのはなぜでしょうか?
そーのすけ:やはり揚げた鶏肉はどこでも好まれると思うんですが、特に醤油がかすかに焦げた時の香ばしい香りは、普段日本食に馴染みのない海外の方にも魅力的なのではないでしょうか。
--反響への感想を。
そーのすけ:引用リポストで「ドバイでも好評でした」「ドイツでも〜」といった具合に各国で人気だったという証言があり興味深かったです。
◇ ◇
SNSユーザー達から
「鶏肉は宗教的タブーが少ないのも相まってどの国でも売れると思います。」
「唐揚げ好きは子供から大人まで万国共通なんですね」
「サウジの皇族経営の新店舗を開く際に出会ったイタリアレストランのシェフの店でもカラアゲがコースに含まれてて理由を聞いたら日本に行ったときにコンビニで食べたカラアゲに感動したって言ってたの思い出した!皿の柄もファミチキぽくて笑った 唐揚げについて考えさせられた日でしたね。」
など数々の驚きの声、共感の声が寄せられた今回の投稿。今後、日本風唐揚げが世界を席巻する日も近いかもしれない。
なお今回の話題を提供してくれたそーのすけさんは現在、世界初の三つ星インド料理人目指してロンドンで修行中。XやInstagramでさまざまな情報を発信しているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)