夜中に目が覚めてしまうこと、みなさんはありますか。株式会社エミリス(大阪府東大阪市)が実施した「夜中に目が覚める理由」に関する意識調査によると、約2人に1人が「トイレに行きたくなって」夜中に目が覚めてしまうことがわかりました。また、夜中に目が覚めたときしてしまうことは「スマホを見る」が最多となったそうです。
調査は、夜中に目が覚めることがある全国の10~60代以上の男女513人を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。
はじめに、「夜中に目が覚めるようになったきっかけ」を聞いたところ、「加齢とともに」(33.5%)、「育児が始まった」(11.1%)、「ストレスが多くなった」(7.6%)といった回答が上位に並び、「60歳を過ぎた頃から眠りが浅くなった」(60代以上女性)、「大きなストレスを受けることがあって以来、目が覚めるようになった」(30代男性)、「育児で夜間授乳、おむつ替え、トイトレなどがあり、寝られない体質になってしまった」(40代女性)などの意見が目立ちました。
また、「夜中に目が覚める理由」としては、1位「トイレに行きたい」(49.3%)、2位「ストレス」(21.4%)、3位「室温が合わない」(11.3%)、4位「物音が気になる」(10.7%)という結果になりました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。
【1位:トイレに行きたい】
▽トイレに行きたくなる(30代女性)
▽トイレで起きることが増えました(40代女性)
【2位:ストレスが溜まっている】
▽学校でのストレス(10代女性)
▽将来への不安が明確になり、日常的にストレスを感じるようになった(40代男性)
▽仕事のストレス(対人関係)が主な原因かと思っている。当日の出来事を思い出し、「何が悪かったのか」「こう言えばよかった」など考えれば考えるほど、眠りが浅くなりすぐ目を覚ましてしまう(50代女性)
【3位:室温が合わない】
▽夏に暑くて寝苦しくなってしまう(10代女性)
▽気温の変化で起きてしまう(20代男性)
▽急に寒くなったとき(30代女性)
【4位:物音が気になる】
▽裏のアパートに住む住人によるテレビや音楽の音(30代男性)
▽テレビを観たまま寝落ちして、流れているテレビの音で目が覚める(60代以上女性)
▽些細な物音でも気になる性格であり、隣が家に帰ってきてドアを閉める音でも目が覚める(40代女性)
続けて、「夜中に目が覚めたときしてしまうこと」を聞いたところ、ダントツは「スマホを見る」(38.6%)でした。次いで、2位「トイレに行く」(25.1%)、3位「水分を摂る」(18.5%)、4位「テレビをつける」(4.5%)が続き、以下のような声が寄せられました。
【1位:スマホを見る】
▽スマホで漫画を読む。SNSをみる(30代女性)
▽スマホでSNSを眺めたりメールのチェックをしたりして時間を使ってしまう(20代女性)
【2位:トイレに行く】
▽トイレに行って、しばらくまた眠たくなるまでぼーっとする(20代女性)
▽トイレに行って、一度気持ちをリセットする(40代男性)
【3位:水分を摂る】
▽水を飲み落ち着く(30代女性)
▽保温ボックスをベッド横に置いてあるので、ジャスミン茶かルイボスティーを飲みます(50代男性)
【4位:テレビをつける】
▽トイレに行き、しばらくテレビを見て寝ます(40代男性)
▽テレビの録画を見る(50代女性)
最後に、目が覚めないようにするため対策をしたものの、「効果がなかったもの」を教えてもらったところ、「スマホを見ない」(17.0%)がトップとなったほか、「水分を摂りすぎない」(10.9%)などが挙げられ、「就寝1時間前のスマホをやめてみたが、あまり変化がないうえに、スマホを見られないストレスのほうが大きくなりやめた」(40代女性)、「夜の水分を控えるようにしたけれど、頻尿なので飲む量に関係なくトイレに行きたくなり起きてしまいます」(50代女性)などの声が寄せられたそうです。
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【出典】
▽株式会社エミリス