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【意見いろいろ】喪中の連絡、メールやLINEで伝えるのはマナー違反? 「手軽でいい」「挨拶を簡略化し過ぎ」「不謹慎なイメージ」

まいどなニュース 2024年11月14日 12時2分

デジタルツールが生活に浸透する中、喪中を知らせる方法にも変化の兆しが見え始めているといいます。フタバ株式会社(名古屋市昭和区)が実施した「喪中の伝え方」に関する調査によると、約4人に1人が「メールやLINEで喪中の連絡をしたことがある」と回答したことがわかりました。一方、メールやLINEで喪中の連絡を受けた場合、どのような印象を持ったのでしょうか。

調査は、年賀状のやり取りをしている全国の20〜70代の男女200人を対象として、2024年8月にインターネットで実施されました。

その結果、「喪中はがきの代わりにメールやLINEで喪中の連絡をしたことがある」と答えた人は全体の25.3%となり、現時点では、喪中はがきでの連絡が主流である様子がわかりました。

一方、約3人に1人が「メールやLINEで喪中の連絡を受けたことがある」(30.5%)と回答。これを年代別に見ると、「40代」(44.3%)が最も高く、次いで「30代」(32.8%)が続き、まだ喪中のお知らせを出すこと少ないと思われる「20代」(11.5%)は約1割にとどまりました。

続けて、「メールやLINEで喪中の連絡を受けた場合の印象」について尋ねたところ、「よい印象」は19.5%、「悪い印象」が23.0%と意見が分かれたものの、最も多かった回答は「何とも思わない」(57.5%)でした。

回答者からは、「現代的で手軽でいいと思う」(20代女性)、「メールやLINEの方が手軽だし、近況も聞けたりするので」(40代女性)、「もう年賀状も含めて、ハガキなど使わない時代」(50代男性)、「喪中であることが分かればいいので、悪い印象は感じない」(40代女性)といった肯定的な意見が聞かれました。

その一方で、「挨拶を簡略化し過ぎている」(30代女性)、「適当にされた感じがする」(40代女性)、「礼儀がなってないし、そんな簡単にすませるものではないと思う」(40代女性)、「さすがに喪中の内容をネット経由で送るのは不謹慎なイメージがある」(50代男性)などの否定的な意見も寄せられています。

では、今後自身が喪中の連絡をする際、メールやLINEで連絡をしようと思うのでしょうか。この質問には39.5%が「思う」、60.5%が「思わない」という結果になりました。

回答者からは、「時短になりお金もかからないから」(30代女性)、「親戚や上司には喪中はがき、親友や知り合いにはメール又はLINEにしようと思う」(40代女性)、「親族の死を軽んじているようで故人に申し訳ない気がする」(40代女性)「肉筆で伝えてこそ、真心が伝わる」(60代男性)など、メールやLINEの利便性を重視する人がいる一方で、伝統的なマナーを尊重し、手書きの喪中はがきにこだわる人も多くみられました。

最後に、「喪中はがき文化は必要だと思いますか」と聞いたところ、「必要」と答えた人は52%、「不要」と答えた人は48%となりました。

「必要」と答えた人からは「年賀状だけの付き合いの人がいるから」(60代女性)、「高齢の方など携帯を持っていない、使い慣れていない方には紙で案内するのが適しているので、文化自体は必要だと思う」(20代女性)といった相手を気遣う意見が目立ちました。

一方、「不要」と答えた人からは「年賀状文化も衰退してきているし、送ってこられても反応に困る」(30代女性)、「SDGsが叫ばれている昨今、資源を消費する文化だから」(20代男性)など、現代社会にはそぐわないという意見が聞かれました。

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【出典】
▽フタバ株式会社
▽フタバ株式会社/年賀状印刷

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