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家事共有アプリを使う全国の夫婦234組に聞いた…家事労働、時給にすると?平均額は「1442円」

まいどなニュース 2024年11月20日 19時20分

共働き夫婦向けの家事共有アプリ『ペアワーク』を運営する株式会社mediba(東京都品川区)は、このほど「家事」に関する調査結果を発表しました。家事の労働価値を「時給」として捉えた同調査によると、夫婦間で合意された家事の時給の平均額は「1442円」であることがわかりました。また、家事にかける時間は、30代と40代は女性のほうが圧倒的に長くなった一方、20代では男性のほうが長いこともわかったそうです。

調査は、同アプリを利用する全国の20~40代の夫婦234組を対象として、2024年9月にインターネットで実施されました。

夫婦間の家事分担をめぐっては「見えない家事」や一般の仕事と比べ価値が低く見られるーなど、認識の相違が問題になりがちですが、同アプリでは家事をタスクリストとして「見える化」。家事の「時給」を設定することもでき、夫婦間でそれを共有することで費やした労力の価値も可視化できるのがポイントといいます。

そこで、アプリを共有している夫婦234組が合意した「家事の時給」を調べた結果、「1000~1499円」(52.1%)が最も多く、次いで「1000円未満」(23.5%)、「1500~2000円」(13.7%)が続き、平均は「1442円」なりました。なお、最低額は1円、最高額は1万円でした。

続いて、月間の「家事にかける時間」を聞いたところ、全体の平均は「14.4時間」でした。これを性・年代別に見ると、30代は男性が「12.0時間」、女性が「23.3時間」、40代は男性が「12.4時間」、女性が「21.5時間」と女性のほうが圧倒的に長くなった一方、20代では男性が「7.7時間」、女性「7.3時間」となり、男性のほうが長いことがわかりました。

また、性・年代問わず、家事時間は月間「10時間未満」がボリュームゾーンとなっているものの、40代女性の20%が「月間70時間以上80時間未満」、30代女性の10%が「90時間以上の家事」を行っており、家事分担において女性側への偏りが存在していることが明らかとなりました。

次に、「家事カテゴリーごとの月間総取り組み回数」を聞いたところ、「洗濯」(1991回)、「食事作り・準備」(1931回)、「育児」(1703回)、「食器洗い・整頓」(1567回)、「掃除」(1111回)などが上位となりました。

これを男女別に見ると、「洗濯」(女性71.8%、男性28.2%)や「買い物」(同75.6%、同24.4%)、「食事作り・準備」(同72.9%、同27.1%)など、多くの家事カテゴリーで女性のほうが多くなっている一方で、「お風呂関連」(同45.1%、同54.9%)と「ゴミ出し」(同44.6%、同55.4%)は、男性が女性より上回る結果となりました。

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