「リカちゃんにバラ柄のドレス作ってみた」タカラトミーの着せ替え人形『リカちゃん』用のオリジナルドレス製作動画がSNSで話題になりました。なんと生地の柄もオリジナルプリントという本格的なドレスに、「リカちゃん人形のオートクチュールで展覧会開けそう」「来世はここの家のリカちゃんになりたい」などと反響が寄せられています。
動画を投稿したのはMayo(@mayo_suzuki12)さん。幼い頃からリカちゃん人形が大好きだったそうで、ファッションを好きになるきっかけとなったリカちゃんに、感謝の花束を贈る気持ちでドレスコレクション(6着)を制作したとのこと。コレクションの1つ、バラ柄ドレスの制作過程をTikTok・Instagramに投稿しました。
オリジナルの生地を作るため、バラのデザインから自身で描いたMayoさん。デジタルで描いたデザインを、昇華転写という技法を用いて布に転写していきます。リカちゃん人形の小さなサイズに合わせた柄の大きさにするまでに、何回も試し刷りをし、調整したそう。
型紙ももちろん独自のもの。リカちゃん人形の体にあわせてカットし、丁寧に形を確認していきます。
型紙ができたら、布の裁断。一つひとつのパーツがとても小さく、Mayoさんの手先の器用さがうかがえます。
パーツが揃ったら、いよいよ縫製です。キルト用のミニアイロンを用いたり、ギャザーを寄せたりしながら、小さなドレスが少しずつ仕上がっていきます。デザインをあわせた帽子も作ったら、いよいよ完成!世界に一つしかない、一点物のドレスができました。
Mayoさんが制作したドレスコレクションを身に纏ったリカちゃん人形たちのファッションショーアニメも必見!「世界観が最高!」「それぞれのリカちゃんの個性が出ててすごく素敵」「リカちゃんこそ『ありがとう』と言ってる気がする」と多くのコメントが寄せられました。
バラ柄のドレスで特に好きなところは、「裾からチュールが見えているところ」と教えてくれたMayoさん。現在は、美術大学に通いながら、念願だったオリジナルブランドの設立の夢を叶えたそうです。詳しく話を聞きました。
ーー制作にかかった時間は?
「コレクションのドレス6着と、映像制作すべて合わせて2カ月ほどかかりました。バラ柄のドレスだと、デザインから完成まで5日くらいだと思います」
ーーこれまでの経歴や洋服作りに興味を持ったきっかけを教えてください。
「幼少期からものづくりが大好きで、買ってもらえなかったおもちゃは自作していました。振り返ると、今の自分を形成する良い経験になったなと両親に感謝しています。
リカちゃん人形は、クリスマスや誕生日にプレゼントしてもらい、母が作ってくれたお洋服を着せ替えてファッションショーごっこをして遊んでいました。それがファッションを好きになるきっかけになったと思います。
絵を描くことも大好きだったので、中高は美大の付属校に通い、油絵などを学んでいました。お洋服は部活動や趣味で独学で作っていて、中学3年生頃から私服を自分で作るようになりました。
現在は、美術大学の服飾系の学科に通う4年生で、テキスタイルの勉強などをしています。動画で使っている設備も大学のものを借りて、作品作りを行っています」
ーーこれからの目標について教えてください。
「自分のファッションブランドを立ち上げるという小学校の卒業文集にも書いた夢を叶えることができました。着てくださった方が自信を持てたり、1日がより楽しくなったりするようなお洋服をたくさん作っていきたいですし、レトロガーリーな世界観をたくさんの方に楽しんでいただけたら嬉しいです。また、衣装製作など一点物の作品などにも挑戦したいと思っています」
◼️Mayoさんに関する情報
Instagram:https://www.instagram.com/suzu_mayo/
TikTok:https://www.tiktok.com/@mayo_suzuki12
オリジナルブランド【Mayo Suzuki】
SHOP:https://mayo-suzuki.com/
Instagram:https://www.instagram.com/mayosuzuki_official/
(まいどなニュース/ラジオ関西・五ヶ瀬 あお)