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借りるよりも買った方が賢明? 賃料よりもローン返済額が安い街ランキング、2位「渋谷区の初台」、1位は…

まいどなニュース 2024年11月26日 16時50分

円安の影響を受け、住宅資材も高止まりし、今後もコストプッシュ型の新築価格の上昇の継続が予想されています。株式会社LIFULL(東京都千代田区)が運営する不動産・住宅情報サービス『LIFULL HOME'S』がこのほど発表した「借りるより買った方がお得な街ランキング」によると、東京都心6区では、毎月の賃料と中古マンションのローン返済額の月々の差額が約7.5万となった「茅場町(中央区)」が1位となりました。

調査は、2023年11月~2024年10月の期間に、「都心6区」「東京都内の23区のうち都心6区を除いた17区」「東京都市部」のエリアの駅にある、同サービスに掲載された築20年以内、駅徒歩15分以内の賃貸マンション・アパートならびに中古マンションをもとに、60平米で換算した賃料と中古マンションの毎月のローン返済額(固定金利1.8%、返済期間35年と設定)を比較し、「借りるより買った方がお得な街」ランキング化したといいます。

なお、賃料は駅ごとの賃貸物件の広さ(中央値)と賃料(中央値)から1平米あたりの賃料をもとに60平米に換算しています。

東京都内で地価や物件価格が高い千代田区、中央区、港区、文京区、渋谷区、新宿区は「都心6区」といわれており、この都心6区での対象となったのは99駅。

そのなかで毎月の賃料と中古マンションのローン返済額の差額が大きい「借りるより買った方がお得な街」で1位となったのは「茅場町(中央区)」(月々の差額:約7.5万円)でした。次いで、2位「初台(渋谷区)」(同約6.8万円)、3位「東新宿(新宿区)」(同約6.6万円)が続きました。

なお、都心6区編では99駅のうち、中古マンションの毎月のローン返済額が賃料を下回ったのは約2割の23駅。このなかでも首都圏の修繕積立金の平均である約1万4900円(※)を加算しても返済額が下回るのは16駅でした。

(※)「2023年度(令和5年度)マンション総合調査」 国交省より

続いて、都心6区を除いた都内17区で対象となった231駅のなかで、「借りるより買った方がお得な街」ランキングの1位は、都内で最も大きな差額となった「東大島(江東区)」(同約12.7万円)でした。次いで、2位「王子神谷(北区)」(同約11.6万円)、3位「鐘ヶ淵(墨田区)」(同約9.0万円)が続き、トップ10はいずれも月々の差額が8万円以上となりました。

なお、対象となった231駅のうち、中古マンションのローン返済額が賃料を下回ったのは76.6%の177駅、なかでも首都圏の修繕積立金の平均である約1万4900円を加算しても返済額が下回る駅は147駅となり、エリアや街によって毎月の賃料と返済額との比較で物件取得の可能性があることが分かりました。

最後に、東京市部において対象となったのは86駅のなかで、「借りるより買った方がお得な街」ランキングを見ると、「八坂(東村山市)」(同約7.9万円)が1位に。次いで、2位「めじろ台(八王子市)」(同約7.7万円)、3位「河辺(青梅市)」(同約6.9万円)が続きました。

なお、東京市部で対象となった86駅のうち、毎月の中古マンションのローン返済額が賃料を下回ったのは76駅で、都心6区の約2割や東京23区(6区除く)の約8割と比較し、最も高い約9割(88.4%)となり、このなかでも首都圏の修繕積立金の平均である約1万4900円を加算しても返済額が下回る駅は62駅でした。

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