結婚生活や子育ての中で変わっていく夫婦の関係。 日常漫画を描いてる月光もりあさんがSNSに投稿した「結局男は口ばかり」では、「妻が大好き」と語る夫の溢れる愛情と、子どもを目の前にした父親としての本音が描かれています。
一般的に世間では子どもが生まれると「子どもばかり」に夫婦は愛情を注いでしまう風潮があります。しかし妻が大好きな月光もりあさんは、この風潮に異議を唱え「俺は違う(中略)待受けは一生ママ!!」と豪語するのでした。
そんな決意も一転、月光もりあさんのスマホの待ち受け画面は愛娘のえみりちゃんに変更され、データフォルダの写真もほとんどがえみりちゃんで埋め尽くされてしまうのです。この状況に月光もりあさんは作中で、「許せ…ハニー」と、妻への愛は変わらないものの、子どもは次元が違うと語ります。
同作に対して「わかります。わかりますよ。」「しょうがなかった。抗えない。」といった共感の声が多く寄せられました。また「うちの旦那はわたしはおろか、子どもの写真も撮りません」というそもそも写真を撮らない夫、さらに妻側からの意見として「旦那超大好きでどんな瞬間も隠し撮りとかしてたけど今は犬より写真少ない(笑)」「旦那の写真なんて1枚も撮った事ない」など、さまざまな意見が集まっています。
そこで同作について、作者の月光もりあさんに詳しい話を聞きました。
―子どもができて「秒で変えた」とありますが、具体的にいつ変えたのですか?
いつだったか正確には覚えてないのですが、気づいたら変わってましたね。
―では奥さんが妊娠中にエコー写真などを見た時などに、この前兆などはあったのですか?
まったくありませんでしたね。きっかけすら分からない程自然に変えていました。
―待ち受け以外に何か変わったことはありますか?
さまざまなことが子ども中心となりましたね。自分の中の「可愛い」の感情が子どもだけで満たされる感じです。
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このエピソードの他にも、月光もりあさんは妻や子どもへの愛を感じつつコミカルな漫画を多く発信しています。XやInstagramから他の作品もチェックしてみてはいかがでしょうか。
(海川 まこと/漫画収集家)