みなさんは、今年、夫婦喧嘩を何回くらいしましたか。ジブラルタ生命保険株式会社(東京都千代田区)が実施した「家族愛に関する調査2024」によると、「10~19回」が最多となり、平均は「13.2回」でした。また、配偶者・パートナーに対して“イライラ”することでは「スマホばかり見ている」が1位となりました。
調査は、全国の20~69歳の既婚(事実婚含む)男女4700人(男女各2350人)を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。
はじめに、「家族から言ってほしいセリフ」を尋ねたところ、「ありがとう」(1536人)がダントツとなりました。次いで、2位「好き・大好き」(198人)、3位「お疲れ様・ご苦労様」(114人)、4位「愛してる」(106人)が続きました。
これを男女別に見ると、男女とも1位は「ありがとう」(男性507人、女性1029人)、男性の2位は「お疲れ様・ご苦労様」(86人)、女性の2位は「好き・大好き」(127人)でした。
続けて、「今年、配偶者・パートナーに何回くらい“愛の言葉”(愛してる・好きなど)を伝えましたか」と聞いたところ、「1回」(11.1%)や「10~19回」(10.0%)、「5回」(6.7%)などに回答が分散し、平均は「24.7回」でした。なお、「0回」は45.9%で、“愛の言葉”を伝えた人の割合は54.1%となりました。
“愛の言葉”を伝えた回数を男女別に見ると、女性は「25.8回」で男性(23.7回)よりも2.1回多くなった一方、“愛の言葉”を伝えた割合は、男性の60.5%に対して、女性では47.7%と12.8ポイントの差が見られました。
さらに、“愛の言葉”を伝えた回数を都道府県別に見ると、1位「長野県」(43.5回)、2位「群馬県」(38.7回)、3位「鹿児島県」(38.3回)、4位「北海道」(37.5回)、5位「沖縄県」(34.6回)がTOP5となりました。
また、配偶者・パートナーに「1日で何回くらい“ありがとう”と言っていますか」という質問には、「1回」(27.7%)、「5回」(14.7%)、「3回」(14.5%)、「2回」(13.2%)などが上位となり、平均は「6.6回」でした。なお、「0回」は14.6%となりました。
2023年の調査結果と比較すると、1日に「ありがとう」と言っている回数の平均は23年の4.2回から2.4回多くなり、男女別では男性が3.1回の増加(23年4.4回→24年7.5回)、女性では1.6回の増加(23年4.0回→24年5.6回)となりました。
さらに、都道府県別に見ると、1位「岩手県」(12.9回)が最も多く、次いで、2位「京都府」(11.8回)、3位「東京都」(9.9回)、4位「大分県」(9.8回)、5位「沖縄県」(9.5回)が続きました。
次に、「今年起きた夫婦喧嘩・パートナーとの喧嘩の回数」を教えてもらったところ、「10~19回」(13.7%)、「1回」(13.3%)、「5回」(12.0%)などが上位に挙がったものの、「0回」(25.4%)が最多となり、平均は「13.2回」でした。
これを都道府県別にみると、1位「山梨県」(25.1回)、2位「大分県」(20.7回)、3位「岡山県」(19.0回)、4位「大阪府」(18.3回)、5位「鹿児島県」(18.1回)と、西日本の都道府県が多くを占めました。なお、「岐阜県」(23年4.3回、24年6.4回)は2年連続で喧嘩の回数が最も少なくなっています。
そこで、「配偶者・パートナーに“ごめんね”と言っている回数」も調べたところ、「1回」(23.1%)、「0回」(21.3%)、「5回」(13.1%)などに回答が分かれ、平均は「7.3回」でした。
これを都道府県別に見ると、1位「岩手県」(11.6回)、2位「山口県」(11.4回)、3位「千葉県」(11.2回)、4位「大分県」(10.7回)、5位「東京都」(10.3回)という結果になりました。
最後に、「配偶者・パートナーに対して“イライラ”することがあるもの」を聞いたところ、1位「スマホばかり見ている」(18.1%)、2位「電気・水を無駄遣いする(つけっぱなし・流しっぱなし)」(15.6%)、3位「イビキがうるさい」(14.1%)がTOP3に挙げられました。
男女別では、男性が1位「愚痴が多い」(12.7%)、2位「お金の無駄遣いをする」(10.5%)、3位「スマホばかり見ている」(10.4%)、女性では1位「スマホばかり見ている」(25.9%)、2位「イビキがうるさい」(22.7%)、3位「電気・水を無駄遣いする(つけっぱなし・流しっぱなし)」(21.3%)がTOP3となりました。
◇ ◇
【出典】
▽ジブラルタ生命調べ