冬場は「静電気」が起こりやすい季節ですが、できることならパチッ、ビリッを防ぎたいものです。花王のアタック(お洗濯全般)の公式Xアカウント(@kao_attackjp)が、そんな時に試したい「静電気対策」を紹介しています。
静電気を「ためない」「上手に逃がす」ための対策とは?
気温が低い冬はたくさん着込むので、衣類同士の摩擦によって静電気が起こりやすくなります。静電気を「ためない」「上手に逃がす」ためには以下の対策が有効なんだそう。
①静電気が起きにくい素材を選ぶ
「衣類の重ね着の仕方」を少し工夫するだけでも静電気対策ができます。投稿内の「繊維の摩擦の帯電列」の図を見てみると、配置が近いもの同士の繊維であれば静電気が発生しにくく、離れているもの同士は静電気が発生しやすいのがわかります。アクリルのセーター×ナイロンのダウンジャケットの重ね着は要注意、などの把握ができるそう。
②柔軟剤を使う
柔軟剤の成分は空気中の水分子と結合しやすい性質を持っています。そのため、柔軟剤を使用した衣類は、静電気が発生してもすぐに流れて、たまりにくくなります。また繊維同士の摩擦が抑えられるので、静電気の発生そのものも少なくなります。
③室内の湿度を60%程度にキープする
湿度が高いと、静電気が発生してもすぐに空気中の水分によって流れるので、発生した静電気がたまりにくくなります。室内の空気が乾燥しないよう、加湿器などを使って湿度を「60%程度」にしておくと効果的とのこと。
それでも”パチッ”となる時は、電気がゆっくり流れる「木」や「コンクリート」を触って、体にたまった静電気を逃がしてからドアノブに手を掛けましょう。また、「ハンドクリーム」で手の乾燥を防ぐなどの工夫も効果的。
▽出典
・花王のアタック(お洗濯全般) 公式X/静電気防止のための対策
・花王 公式/パチパチ静電気を防止する3つの対策。服の素材選びにもコツあり!