リミット寸前の時限爆弾を阻止するため赤、青どちらの電線を切ろうか苦悩する主人公…。ドラマやアニメ等で誰もが見かけたことがあるであろう"あるある"のシーンだ。
しかしなぜ爆弾魔はあんなに分かりやすいカラフルな電線を使ったのだろうか。今SNS上で話題になっているのはそんな謎を解き明かした投稿。
「ある装置を作っていたところ、『なぜ爆弾魔はカラフルな電線を使うか』が分かりましたわ!
A. 普 通 に 自 分 で も よ く わ か ら な く な る か ら」
と装置内部の模様を紹介したのは「理工科大お嬢様部はるか」さん(@FoXide531)。
同じ色の電線でゴチャゴチャの装置内。たしかにこれでは作っている本人が途中でわけがわからなくなってしまいそうだ。
日々、人が乗れるサイズのミニ電車を製作しているはるかさん。動作確認のための試作機を作ろうと、手元にあったコードでパッと作ってみたところ超激ムズ爆弾に仕上がってしまったということ。
爆弾魔の気持ちがわかってしまった今回の投稿について、はるかさんにお話を聞いた。
ーーこの事に気付いた際のご感想を。
はるか:今回同様、以前にも試作用の機器を一色のコードで作った事はありましたが、今回のものは少し複雑な回路を含む機械。改めて完成すると、目が滑ってコードを目で追えないということに気付きましたの。「やはり本番機同様、コードを色分けしておけば分かりやすかった…」とふと思った時、「爆弾魔の方ってそういうことでしたの!?」と、純粋に驚きましたの。確かに、爆弾魔が交渉に持ち込む以前に爆弾の構造が分からなくなってしまっては意味がありませんし、そもそも作っている最中で分からなくなってしまうとその場で爆発する可能性すらあるわけで、合理的だと感じた次第ですわ。
ーー投稿の反響へのご感想を。
はるか:「確かに!言われてみれば!」といった意見の中に、ちらほらサーバー屋さんや車屋さんなど、配線を引く作業をお仕事で行われている方の苦悩や強い共感をいただきましたの…。みなさまご安全に…。
◇ ◇
SNSユーザー達からは
「主人公『警部、全部グレーのコードです!』」
「ただ映画である赤だの青だのの規則性は微妙・・白黒でも+-派(電子派)-+(電工派)とバラバラ。」
「そういう理由だったのか。俺もカラフルなケーブルで作っていれば、間違えて起動しちゃった時に慌てて爆発する方のケーブルを切ってしまわずに済んだのかもしれませんね。」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。
なお今回の話題を提供してくれたはるかさんが運営する「とらきや」では、(自称)日本一かわいいミニ電車を運営中!さまざまなイベントを企画しているので、ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)