猫さんは家の中の暖かい場所をよく知っています。漫画家の松本ひで吉さん(@hidekiccan)さんのおうちのガーラさん(6歳女子)も、松本さんが漫画を描くときにつかうペンタブレットがあたたかいことを知っていました。
そんなわけで「猫とタブレットをめぐる奮闘戦」のシーズンに突入です。
松本さんが実家で飼っていた「猫さま」もタブレットに乗ることがありましたが、松本さんが使うときは抱っこしてどいてもらえばよかったので問題はありませんでした。しかし、ガーラさんは無理にどけようとすれば咬みます。
そんなガーラさんには、圧倒する威厳と強い主張が必要だと考えた松本さんが、編み出した技はー。
ガーラさんがタブレットに手をかけたその瞬間に、タブレットに突っ伏して「イヤだっ!これは私のなの。かしたげない!!ヤダヤダヤダヤダーッ!!!!」と言うこと…威厳はどこに?
ところが威厳ゼロのこの新技が、ガーラさんに通じた模様。困った顔でガーラさんは退場していきました。勝利を確信した松本さんでしたが、ガーラさんもまた新たな技を編み出してきます。
なんと、後ろ姿でお尻を向けたまま、ヌンヌンとタブレットに迫るという技を繰り出しました。強い!
迫り来るお尻に怯む松本さん。攻防は今も続いているという漫画でした。
「ガーラさん強い…! おしりから近づいてくるなんとも言えない攻撃で笑いました」
「ケツが迫ってくる(笑)」
「攻防と言うより 肛門っ!!」
「それは負ける」
「なんて… なんて、双方大人気ないっ! 最高・最強のコンビ」
漫画にはこんなコメントがずらりとならび、笑いに包まれています。松本さんに今も攻防戦が続いているのか聞きました。
──ガーラさんがお尻からヌンヌンとタブレットに乗ってきたときは、負けを認めたのですか?
至近距離でお尻のにおいをかがされましたが耐え抜きました。
──耐え抜いた!(笑)。そのあと有効な技は見つかったのでしょうか。
頭からがばっとタブレットに伏して大声を上げるしかいまのところありません。
──今もその技を…。部屋に入れないようするとかは?
部屋に入れなくするのは…かわいそうじゃないですか…(この時点で負け)。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)