みなさんは、仕事においてどのようなときに「プレッシャー」を感じますか。株式会社エミリス(大阪府東大阪市)が実施した調査によると、「責任が大きいとき」が1位となりました。では人は、仕事のプレッシャーを感じたとき、どのような方法で乗り越えているのでしょうか。
調査は、全国の10~50代以上の男女500人を対象として、2024年10月にインターネットで実施されました。
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まず、「仕事のプレッシャーを感じるのはどんなときですか」と聞いたところ、1位「責任が大きいとき」(36.0%)、2位「納期が厳しいとき」(17.4%)、3位「慣れていない仕事のとき」(9.2%)、4位「仕事量が多いとき」(7.2%)という結果になりました。それぞれの回答についてのコメントは以下の通りです。
【1位:責任が大きいとき】
▽大きなプロジェクトの責任者を任されたとき(20代男性)
▽新人さんがやった仕事の最終チェックをお願いされたとき。私がミスを見逃すと事故になってしまうから(30代女性)
▽プロジェクトリーダーや重要な任務を任されたときや、多額の予算を扱うとき。またミスが許されない、人命に関わる仕事をしているとき(40代女性)
【2位:納期が厳しいとき】
▽答えがない課題に対して、締め切りが迫っているとき(40代男性)
▽納期1週間で、100ページを越えるWebサイトのリニューアルを任されたとき(50代以上女性)
▽音声・映像編集の仕事をしています。複数の案件を掛け持ちしているなか、短納期のイレギュラーな仕事が入ってしまったときはプレッシャーを感じます(30代男性)
【3位:慣れていない仕事のとき】
▽今まで経験したことのない、新しいジャンルの仕事を任されたとき(20代女性)
▽新しい患者さんの担当になったとき(40代女性)
▽前例のないプロジェクトを任されたとき(40代男性)
【4位:仕事量が多いとき】
▽想像していたよりも仕事の量が多い日(30代女性)
▽業務がいくつも重なっていて、同時進行で対応するとき(40代女性)
▽少ない人数で業務を回せるよう、負荷をたくさんかけられているとき(40代男性)
また、「仕事のプレッシャーで体調やメンタルに影響が出たことはありますか」という質問には、全体の8割が「影響が出たことがある」(よくある31.6%、たまにある48.4%)と回答しています。
そこで、「仕事のプレッシャーを乗り越える方法」を教えてもらったところ、1位「気分転換する」(30.2%)、2位「周りに頼る」(17.2%)、3位「仕事に集中する」(15.4%)、4位「ポジティブに考える」(14.2%)という結果になり、以下のようなコメントが寄せられました。
【1位:気分転換する】
▽おいしいものを食べて寝るようにしている(40代女性)
▽ランニングをして気分転換する(50代以上男性)
▽休めるときに休む。昼休みは少しでも会社から出て、外の空気を吸う(30代女性)
【2位:周りに頼る】
▽信頼できる同僚や上司に相談する(40代男性)
▽自分だけで完成させようとせず、先輩方に相談し確認してもらいながら進める(20代女性)
▽上司や同僚に相談してサポートをお願いしてみる。アドバイスや助けを求めることで、問題解決の糸口が見つかることも多く、不安が和らぐ(30代男性)
【3位:仕事に集中する】
▽とにかく集中して、時間も周りもなるべく考えずに作業する(30代女性)
▽仕事に専念する。余計なことを考えないで、自分にできることを集中してやると、プレッシャーを感じなくなります(20代男性)
▽落ち着いて、いつも以上に効率よく作業するよう心がける。「間に合わなかったらどうしよう」と考えない(50代以上男性)
【4位:ポジティブに考える】
▽成長できるチャンスだと捉えて、前向きに取り組む(30代女性)
▽「もし失敗しても受け入れて、次に活かせばいい」と思うようにしている(40代男性)
▽プレッシャーを乗り越えたあと、自分への評価が上がることは間違いないので、評価アップを目指して頑張っていました(20代女性)
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【出典】
▽株式会社エミリス