黒猫の「まつ」ちゃんは生後1週間のとき、X(旧Twitter)ユーザー・とびまつさん(@matsubinto)のおうちに迎えられました。
まつちゃんを迎えるまでには、悲しい別れもあったといいます。
「2023年9月、友人の家の庭で4匹の子猫生み落とされてるのを友人が見つけて保護しました。ところが、2匹は亡くなってしまって……。友人と1匹ずつお迎えすることにして、我が家にやって来たのがまつです」
新しい生活と先住猫たちとの関係
まつちゃんが家に来たとき、飼い主さんのおうちには先住猫のとしおちゃんとビンちゃんが暮らしていました。そのため、飼い主さんは3匹が少しずつお互いに慣れることができるように気を配ったといいます。
「しばらくのあいだは、別々に過ごしてもらっていました。まつは、よく鳴いてよく食べて、とても元気だったので安心したのを覚えています」
まつちゃんは、先住のお兄ちゃん、お姉ちゃんとほどよい距離感を保ちながら暮らすようになりました。
「としおは、まつのことを受け入れてないようで、近づくと『シャー!!』です。でも、ときどき仲良く昼寝してることもあります。一方、ビンは中立的な立場で、どちらとも仲良しです」
愛情あふれるまつちゃんと家族の日々
小さかったまつちゃんは、今年1歳になりました。性格は自由奔放。家族の中でその存在感をしっかりと示しています。
「まつは、抱っこが嫌いで撫でられるのも好きではありません。でも、寝るときは、のどをゴロゴロと鳴らしながら甘えてくれます」
飼い主さんの生活は、まつちゃんが加わったことで、より一層、にぎやかになりました。そして、猫に対するイメージがガラリと変わったといいます。
「それまではどちらかというと自分は犬派だと思っていたのです。もちろんワンちゃんもかわいいのですが、この子たちと触れ合う日々を通して『猫ってこんなに癒やしてくれるんだ』『こんなに懐いてくれるんだ』など、多くの魅力に気づきました。とにかく愛おしくてたまりません。この子たちのいない生活は考えられないほどになりました」
まつちゃんとの暮らしは、としおちゃん、ビンちゃん、そして飼い主さん家族にとってかけがえのない時間となっています。これからも3匹は、飼い主さんに見守られながら心地よく過ごし、穏やかな関係を築いていくことでしょう。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)