アメリカ在住のXのアカウント名「うめちゃん」さん(@kikilunanoah)が体験した出来事にネットユーザーが沸いています。4歳次女と車でお出かけしたところ、地元警察の検問に遭遇。物々しい雰囲気におそるおそる運転席の窓を開けるとーー。うめちゃんさんにくわしい話を聞きました。
「4歳の女の子〜!」と叫んだ次の瞬間…
ネット上で話題を呼ぶうめちゃんさんの投稿はこちらです。
「図書館に行く途中にいつもと違う道を通ったらパトカーが何台も停まってて、私も警察官に止められたから緊張して窓開けたらチャイルドシートの次女見て「子供何歳?」「4歳です」(他の警察官に)「4 years old girl!」…メリークリスマス!ってプレゼントくれた。20年以上いるけど初めての経験。びっくりした〜」(Xの投稿から)
警察官がくれたのは新品のおもちゃで、箱にはプリンセスの着せ替え人形が4体入っていました。
うめちゃんさんは2002年からアメリカに在住。2004年にアメリカ人と結婚し、現在はジョージア州で暮らしています。この日は次女のアリちゃんと一緒に車で図書館に向かっていました。
「裏道の交通量が多くない道にパトカーが何台も停まっていたので事故かなと。ゆっくり通り過ぎようとしたら、しっかり装備した黒人女性警察官に手信号で警察官のいる車線に来いと言われたので『シートベルトしてるよね?』『何だろう緊張するー』と思いました。そうしたら『子供いる?あ、その子何歳?』って聞かれて、4歳だと言うと、道の端にいる他の警察官たちに『4歳の女の子〜!』って叫んで、すぐに写真の人形セットを持って来て『for her!』と。私も全く予想外で『wow, thank you!』と言ったら『Merry Christmas!』ともう行っていいよって手のサインをくれたのでまた発車したんです。娘は『えー、これアリちゃんに?』って大喜びでした」(うめちゃん)
うめちゃんさんによると、アメリカでは米海兵隊の「Toys for Tots」など、新品のおもちゃや本を寄付する取り組みが盛んなのだそう。「この時期はいろいろな場所でおもちゃを寄付する大きな箱があり、一般の誰もがおもちゃを買ってそこに入れたりします」(うめちゃん)。今回遭遇した警察官たちの横にもプレゼントが山積みされており、全て寄付品だったのではないかと推測します。うめちゃんさんも夫もこの仕組みでプレゼントをもらうのは初めての経験。サプライズで喜ぶ娘の顔を見て、もっとおもちゃの寄付をしよう、恩返しをしようと決意しました。
うめちゃんさんの投稿はいいねの数が1万を超えるほど拡散。SNSユーザーからは、「粋なはからいですね」「アメリカらしいエピソード」「素敵なサプライズ」「こういうサプライズは大歓迎」「ドラマみたい」などの反応が相次いでいます。
(まいどなニュース・金井 かおる)